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マイホーム購入で後悔するポイントとは?失敗しない対策方法を解説 2021.5.28

マイホーム購入を具体的に検討している方、ぼんやりと「マイホームが欲しいなぁ」とイメージしている方にとって、「購入したい」という感情と同時に沸き起こるのが、「マイホームを購入して後悔するかも」という感情ではないでしょうか。

インターネットで検索するだけでも、「マイホーム購入で後悔をした」という経験談を見つけることができ、あなたの知人の中にも「後悔している」と話す方がいるかもしれません。

そこで今回は、マイホームを購入して後悔するポイントをお伝えしつつ、どうすれば失敗しないのかについても一緒にお話していきます。




マイホーム購入で後悔するポイント

”人生で最も大きな買い物””一生に一度の大きな買い物”このように表現されることが多いマイホーム購入。

誰もが住宅購入の様々なことに関して調べ、準備し、整えて購入するわけですが、そんな中にも後悔の二文字が頭から離れない人がいます。

では、どのようなことが後悔の原因になっているのでしょうか?


(1)ローン返済

マイホームを購入して後悔してしまう方に多いのが、住宅そのものが後悔の原因ではなく、購入した費用の返済に関して後悔しているようです。

  • 想定外の収入減
  • 予想外の出費の必要性
  • 生活スタイルの変化による継続的な支出の増加

住宅ローンの返済は一般的に30年から35年くらい必要なので、返済期間に予想していなかったことが発生することもあり得ます。

特に昨今の経済状況や雇用状況の変化・収入の変化・昇進の変化などにより、ローン返済の根幹となる“毎月の収入”が減ってしまうことで、急激にローン返済が苦しくなることも考えられます。

また、家族構成が変化することで出産や学費の積み立て、車の買い換えが必要になることで、返済計画が当初通りに進まないこともあります。

ローン返済に関することが原因となる後悔は、誰にでも起こりえることです。

資金計画を立てるときには、無理な返済はやめましょう。

少し余裕のある計画を立て、頭金をできるだけ多くし、返済額や返済期間など返済に関する負担を軽減するように考えることが大切です。


(2)間取り

住宅の価格や立地条件を優先してマイホームを購入すると、実際に暮らし始めてから「住みにくい」と後悔することがあります。

価格や立地条件をメインにした土地は、間取りや設備に不満が残ることになるかもしれません。賃貸なら不満が高ければ引っ越しで解決できますが、購入した場合そうは簡単にいきません。

価格や立地も大切ですが、駅から距離が多少あっても、暮らしやすい間取りや設備が整えやすい土地のほうが、後悔することが減るかもしれません。


(3)修繕

中古住宅を購入された場合、住み始めてから修繕費がかさんでしまうことで後悔することもあります。

築15年を超えている住宅だと、外壁や屋根の修繕が必要になるので、購入して1〜2年で外壁塗装や屋根塗装、防水工事などの費用が発生する可能性もあります。

他にも、安いだけあって密閉性が低い窓やガラスだった場合、光熱費がかさむ場合もあります。そして、こういった状況を改善するために、窓やガラスを高機能なものに入れ替えると、予想していなかった出費が発生することにもなります。

ただ新築戸建てを購入しても、いつか家のどこかを修繕する必要が出てきます。修繕が必要となったとき、建築した業者がどのようなアフタフォロー保証を行ってくるのが、カギになります。


(4)環境や立地

  • 駅から近い
  • スーパーが近所
  • 学校も近い
  • 公園もある

このような立地条件に惹かれて購入しても、生活が始まってから後悔される方もいらっしゃいます。この場合も住宅そのものが後悔の原因ではなく、周辺環境やより詳しい立地条件を確かめなかったことで後悔される方もいます。

  • 毎朝、家の前を多くの人が通るのでストレス
  • スーパーが近所なので便利だけど、違法駐車が多くてストレス
  • 学校が近いので、意外と騒がしいので落ち着けない
  • 日中の公園は騒がしくなり、ゆっくりと暮らせない など
周辺環境や実際の立地条件は、一度見ただけではわかりません。何度も様々な時間帯や曜日で見ておくことが大切です。


(5)進学への影響

お子さんに通わせたい学校がある場合、学区外にならないことも確認しておきましょう。

お子さんの進学を考えたら、引っ越ししやすい賃貸の方が良かったと後悔される方もいるようです。


(6)隣人との関係

大変難しいことですが、マイホームを購入してからわかるのが隣人の癖です。

ある程度の癖ならスルーすることもできますが、どうやっても折り合いの悪い隣人だった場合、大きなストレスを抱え続けることになります。

こういった原因による後悔は、残念ながら引っ越ししない限り変わりません。しかし、ローン返済が残っている状態で引っ越すのは難しいため、購入を後悔することになります。

なるべく隣人よ良好な関係であるためには、建築前のあいさつ回りをしっかりと行いコミュニケーションを取るようにしておきましょう。


(7)業者選びに失敗

マイホームで後悔する方の中には、業者選びで失敗し、後悔している方がいます。住宅建築は業者によって施工能力にバラつきがあるので、最初の業者選びが大切になってきます。

もしあなたが相談している業者が、次のような対応をしているのなら要注意です。
  • 担当者からのレスポンスが遅い
  • 見積もりを依頼しても遅い
  • はっきりとした見積もりを出してこない
  • 工事の内容が「一式」ばかりで細かな内容がわからない
  • 設備に関して「良い物を選びます」で終わり
  • 外構に関する打ち合わせがない
  • 住宅建築の経験が浅い など


マイホーム購入で失敗しない対策とは

マイホーム購入で失敗しない対策をお話します。

(1)間取り

毎日の暮らしに影響するのが間取りです。間取りで後悔しなければ、かなり快適な生活を続けることができます。

まず、間取りの中で失敗しない対策をみていきます。


■ウォークインクローゼット(WIC)
大きな収納は暮らしやすくなるポイントです。しかし、単に広いだけでは必要のないものまで収納してしまい、快適に活用することができません。

そこでウォークインクローゼットを考えるときには、洋服や靴の収納、季節の入れ替えアイテム、良く使うものと年に数回使うものといったように、具体的な使い方をイメージするようにしておきましょう。

頻繁に使わないものなら、ウォークインクローゼットではなく屋外の物置も活用できます。


■カウンターキッチン
カウンターキッチンは人気があります。特に子育て世代には人気のタイプです。しかし、間取りに余裕がない住宅でカウンターキッチンを採用すると、家族が一緒に過ごすスペースが狭くなってしまうことがあります。

ここは設計者の腕の見せ所です。専門家に相談しながら壁付けキッチンかカウンターキッチンかを検討しましょう。


■シューズクローク
履物は数が増えていきやすく、ベビーカーなど外の汚れがついているものは、部屋の中に持ち込まず、玄関に置いておきたいですよね。

そのため、玄関から近い場所にあると特に便利です。

スッキリ収納できて出しやすいクロークがあれば、いつも玄関がきちんと整います。


■リビング
リビングは広い方がいい。でも、ゲストを招いたときは仕切りをしたい。

こういった場合、リビングに可動式の間仕切りを設置しておきましょう。

間取りは家族構成やライフイベントなど10年単位で変化します。変化が必要になったとき、簡単に間仕切りできるようになっていれば、後悔することなく暮らせます。


(2)設備

後悔しないための設備でオススメなのが、次の5つです。
  • 食器洗い器
  • 浴室暖房
  • 壁掛けテレビ
  • 床暖房
  • コードレスインターホン

ポイントは、共働きのご夫婦にとって快適な設備を目指すことです。少しでも余裕が生まれると、家族と過ごす時間も増えます。


(3)環境

購入を検討している土地の場所は、時間帯や曜日など様々なタイミングで観察しましょう。何度も足を運び、どういった人たちが暮らしているのかを知ることが大切です。

完璧に見極めることは難しいですが、隣人の様子や周辺環境を実際に自分の目で確認することが大切です。

公園や学校、学習塾、稽古事の施設が近くにあるなら、お子さんの送り迎えの時間帯は、どのような状況になっているのかも知っておくと安心です。


マイホーム購入の後悔リスクは最小限に

マイホームを購入するとき、誰もが「後悔するかも」という不安を持っています。そして、残念なことですが、実際に購入して後悔してしまう方もいます。

しかし、こうした後悔や悩みに関して、最近ではインターネットで簡単に調べることができます。

既に後悔されている方や悩んでいらっしゃる方の意見を参考にし、ご自身が後悔しないためにできることをチェックしていただきたいです。

今回お話しました内容を元に、まずは立地の環境や隣人のチェック。

次に返済計画、間取りといったように、順序で一歩ずつ進めていただくことで、後悔される可能性をグンと下げることができるはずです。