ローコストの注文住宅はなぜ建てられる?メリットデメリットや後悔しないポイントを解説 2020.12.16
一般的に注文住宅は、予算が高くなりやすい買い物です。しかし、そのなかでもローコストな注文住宅の存在を知り、検討していたところ、この記事ページにたどり着いたのではないでしょうか。
様々な条件や予算による注文住宅のご依頼をいただいてきた日本住宅ツーバイが、そんなあなたに向けて、ローコスト注文住宅のメリットやデメリット、後悔しないポイントについて解説させていただきます。
目次
ローコスト住宅ってどんな家?
まず、ローコストとはいったいいくらくらいを指しているのかという気になる点からみていきます。先に、一般的な注文住宅に必要な費用相場をみてみましょう。
住宅面積が112平米の場合、建築費が約2200万円、土地取得費用が約2000万円。
合計すると、費用相場として4200万円くらいになります。
しかしローコスト住宅の場合ですと、建築費がおおよそ1500万円前後になることが多いため、合計すると3500万円で手に入れることができます。
一般的な注文住宅の建築費だけで、土地まで手に入れることができるんです。
気になる坪単価の違い
続いて建物を手に入れるとき、誰もが敏感になるのが坪単価です。一般的な注文住宅だと、坪単価は50万円〜60万円が相場になります。
ハイグレードな住宅だと、坪単価が80万円前後になることもあります。
しかし、ローコスト住宅の場合は、坪単価30万円~50万円が相場になっています。
ということは、一般的な注文住宅と同じ坪数の住宅を建築したとすると次のような差が生まれてきます。
- 坪数が20坪:一般的な注文住宅->1200万円 ローコスト住宅->1000万円
- 坪数が30坪:一般的な注文住宅->1800万円 ローコスト住宅->1500万円
- 坪数が40坪:一般的な注文住宅->2400万円 ローコスト住宅->2000万円
住宅の広さによって、このような違いが出てきます。仮に同じ予算で計画したとすると、差額は貯蓄へまわすこともできますね。
どうしてローコストが実現できるの?
では、どうしてローコストな住宅を実現できるのでしょうか?今のローコスト住宅は、次のような理由から費用を抑えるように工夫されています。
(1)実現できる理由:広告費
ビジネスを行う上でもっとも重要なのが、お客様に自社を選んでもらうことです。では、どうやって選んでもらうのかというと、広告などを出して、まずは自社を見つけてもらう必要が出てきます。
大手ハウスメーカーは、テレビCMやモデルハウスを建てて内覧会をしています。こうした集客活動には必ず広告費というものが必要になります。
それも月に10万円20万円という金額ではなく、数百万円単位の費用が必要になります。
ということは、会社としては使った費用は回収しなくては赤字になってしまいます。そこで注文住宅の費用の中に、広告費をいくらかは混ぜておく必要が出てくるということです。
かけた広告費をお客様からの売り上げに組み込む考え方は、決して悪いことではありません。どの業種、どの企業でも広告費を回収しなければ、ビジネスを続けることはできません。
しかし、このような広告費が増えていくと、どんどんと注文住宅の費用に積み重なっていくことになり、最終的な建築費用が高くなっていくことになります。
ローコスト住宅の場合、広告費を限界まで削ることで、お客様への負担を最大限少なくするようにしているのです。
例えば、日本住宅ツーバイでも、広告費をかなり削減しています。
そのため、こうしてブログで情報発信を行い、興味を持っていただいた方から相談を受け、ご依頼をいただくようにしています。
(2)実現できる理由:人件費
作業内容をできるだけ同じようにすることで作業効率をアップし、人件費を削減する努力をしています。建物の品質はそのままで、人件費を削減することは簡単ではありませんが、使う材料や規格をできるだけ統一することで複雑な作業を少なくしています。
(3)実現できる理由:材料費
住宅に使う材料のグレードを合わせることで大量仕入れが可能になります。大量仕入れが可能になると、仕入価格が減少するので、注文住宅の費用もおのずと下がっていきます。
(4)実現できる理由:規格
住宅を建てるときには、規格というものがあります。例えば、窓や扉にも規格があります。仮に窓や扉の大きさを規格外にすると、オーダーメイドになってしまうため費用がどんどんと高くなっていきます。
しかしローコスト住宅の場合は、規格のある製品を使うことでオーダーという費用が高くなる要素を排除し住宅費用の削減を実現しています。
(5)実現できる理由:間取り
ローコスト住宅では、間取りをシンプルにします。というのも、四角く壁の少ない住宅は、材料費や複雑な作業が減るので、必然的に費用も抑えやすくなります。ローコスト住宅のメリットとデメリットを知っておこう
魅力的な要素が詰まっているローコスト住宅ですが、デメリットもあります。そこでメリットも合わせて、デメリットもまとめてみていきましょう。■メリット
次のようなメリットがあります。- 工事期間が短い
- 費用が安い
- シンプルな完成 など
規格に合わせてシンプルに建築するので、工事期間が短くなることが多いです。また、費用も安くなります。
「住宅はシンプルが一番」という方には、ローコスト住宅はぴったりでしょう。
■デメリット
続いて、デメリットについてもみていきましょう。- こだわりづらい
- 3つの「耐」が弱いことも
- 保証が短い場合もある
規格に合わせてシンプルに作るので、凝った曲線の間取りや、こだわった材質の設備を使うことは難しくなります。
また、どのように予算を配分するのかにもよりますが、一般的な住宅よりも3つの「耐」が弱くなることもあります。
- 耐熱性
- 耐震性
- 耐久性
このあたりは、建築を依頼される会社へ確かめておきたいところです。
最大限の強さを持たせる工夫をしている会社が多いものですが、心配になる部分でもあるので納得できることが大切です。
また、会社によっては保証期間が短くなっていることもあります。先ほどのことと合わせて確認しておきましょう。
ローコスト住宅で後悔しないためのポイントとは
ローコスト住宅は、すべてを自分たちの自由にすることができません。そこで次のことを押さえておくことで、後悔することが減っていきます。(1)実現したい優先順位を明確に
住宅の中で実現したいことに、優先順位をつけましょう。すべてを実現するのは難しいため、どうしても譲れないポイントを家族で見つけておくことが重要です。(2)必ず同じ条件で複数社見積もり
同じ条件で複数社に見積もりを依頼しましょう。複数社へ見積もりをお願いすると、それぞれの会社の対応やレスポンス速度、人間性などがわかってきます。何度も買い換えるものではなく、建築が終わったあともアフターフォローサービスなどで長くおつきあいする業者です。あなたが信頼できる会社を選ぶためにも、3社くらいは見積もりを依頼してください。
(3)プランはしっかり確認
見積もりプランの中に、一式という書き方があれば少し注意が必要です。細かくプランの内容を書いてもらいましょう。そして、施主側も細かく内容を確認する必要があります。
(4)設備は妥協も必要に
優先順位にもつながります。設備(キッチンや浴室、洗面、トイレなど)は費用を左右する部分です。予算を超えそうな場合は妥協することも重要です。
(5)予算ギリギリは危険なので注意
ローコスト住宅に限りませんが、注文住宅を建てるときには追加費用が発生することが多いです。実際に建築を進める中で「どうしても何とかしたい」という部分が出てくるものです。そのため、ローコスト住宅だからといって予算ギリギリで計画するのは注意しておきましょう。
「追加費用が必要になるかも」という意識で、少し余裕のある予算計画を行っておいてください。
ローコスト住宅は日本住宅ツーバイまで!
ローコスト住宅は建築を請け負う会社の努力によって費用を抑え、できるだけ低価格で住宅を提供しています。そのためシンプルな住宅が好みの方や、強いこだわりをお持ちでない方には、ローコストな注文住宅は大変オススメです。
ご家族で優先順位を決めれば、負担の少ない予算で注文住宅を手に入れることができます。
しかし具体的なイメージをすることが難しければ、ぜひ日本住宅ツーバイまでご相談ください!
あなたの不安や疑問を一緒に考え、解決に導く住宅プランをご提案させていただきます。
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