【注文住宅の進め方】準備〜引き渡し期間の流れをご紹介 2020.10.15
工事を依頼する業者や地域によって異なることもありますが、大まかな流れは同じです。
ここで知っておいていただきたいのは、注文住宅を建てる場合の大まかな流れをあらかじめ知っておくことで、かなり安心感が違ってくるということです。
「特に全体像が見えてないと心配」という方の場合、スタートからゴールまでの流れや、いつ何をする必要があるのかがわかっていると、イライラすることや心配で気になり続けることが減っていきます。
また、大まかな流れがわかっていることで、家族で分担できることや、手続きで外出する必要性などもわかるので、スケジュールが組み立てやすいというメリットもあります。
そこで今回は、注文住宅の進め方についてご紹介していきます。
目次
家づくりでもっとも大事な準備の流れ
注文住宅を手に入れるには、工事がスタートする前の準備期間が大切になってきます。準備期間に曖昧な状態が続き、そのまま何となく工事がスタートすると、完成したとき「これは、ちょっと違うな?」という後悔の気持ちが出てくる可能性があります。
準備1.注文住宅と建売住宅の違いを理解
今一度理解しておきたいのが、注文住宅と建売住宅の違いです。例えば、建売住宅なら次のようなメリットがあります。
- 比較的早く入居できる
- 完成した家を見られるのでイメージが湧きやすい
- 費用も比較的安く抑えられる/li>
- 間取りやデザインの自由度が低い
- 他の家と同じような住宅になってしまう
- 決まった場所しか購入できない
- 工事の内容がわからないので不安
注文住宅なら、次のようなメリットがあります。
- 間取りやデザインの自由度が高い
- 他の家と同じような住宅になりにくい
- 土地から選べる
- 工事の内容がわかるので安心
- 入居(完成)まで時間がかかる
- 完成した家を見られないのでイメージしづらい
- 費用は建売住宅を比較すると高くなることが多い
準備2.必要な情報を収集しよう
注文住宅を検討されている場合、実際に業者へ依頼する前に家づくりに関する情報を収集しておきましょう。自分から行動しないと良質な情報を手に入れることはできません。ぜひスマートフォンや雑誌を使い集めてください。- 雑誌
- インターネット
また、内覧会など実物の注文住宅を見る機会があれば参加してください。実際に自分の目で見て、手で触れる以上の情報収集はありません。
準備3.年収と費用の関係を理解しよう
注文住宅を建てるとき、しっかりと計画しておきたいのが年収と費用の関係です。ご自身の年収なら、普段の生活を無理せずいくらくらいの返済ができるのかを考えてみましょう。その返済額から、想定される返済期間を掛け算すると大まかな予算が算出できます。
また、返済期間が長くなればなるほど、ライフイベントのタイミングも増えていき、注文住宅の修繕が必要になってくる時期と重なることもあります。
こういった注文住宅の建築費用以外の出費も考えて、予算を検討しておくことも大切です。
準備4.理想の暮らしを明確にしよう
理想の暮らしを明確にしておきましょう。どんな暮らしを送りたいのか、家族でどう過ごしたいのかを考えることで、自ずと注文住宅のデザインや建てる場所がイメージできていきます。また、家を建てる場所の最優先条件は駅からの距離なのか、周辺環境なのか、土地の広さなのかといった、明確にした理想に優先順位をつけられると尚良いでしょう。
すべての理想を実現するのは難しいことが多く、何かを諦める(またはグレードを落とすなど)といった決断をする必要が出てくる可能性もあります。
理想の優先順位をつけておくことで、土地選びや予算内での内装、外装、間取りといった予算内での家づくりに役立つことでしょう。
準備5.住む場所を決めよう
家を建てる土地が決まっていない場合は、理想の暮らしが送れそうな土地を探す必要が出てきます。生活上の利便性や環境などを考慮して、理想に近いところを探しましょう。ゼロから理想の土地を見つけるには、半年〜1年くらいかかることもあります。
準備6.建築の依頼先を見つけよう
住む場所が決まれば、注文住宅を依頼する業者を探しましょう。■建築の依頼先を探す方法
- 不動産屋さんからの紹介
- インターネットで探す
- 雑誌で探す
慎重に行いたい契約の流れ
注文住宅の場合の契約は、建売住宅とはいくつか異なった部分があります。まず、土地購入からスタートされた方の場合、土地の売買契約が必要になります。その後、注文住宅を建てる際に住宅工事の請負契約が必要になります
そして、忘れてはいけないのが住宅ローンの契約です。
場合によっては、土地購入費用を先に支払う必要がある場合は、金融機関との間に短期借入の契約を行うこともあります。
このように契約のタイミングが数度あるので、それぞれ細心の注意を持ちながら契約を進めるようにしましょう。
着工前の設計計画の流れ
(1)設計と計画を決めよう
大まかな住宅の設計と計画を決めましょう。依頼を考えている業者と一緒に考えていくのが理想です。この段階で、細かくわかりやすく計画を作ってくれる業者なら、安心して仕事を任せられると考えていいでしょう。
(2)住宅の設計を具体的にしていこう
具体的な住宅の設計を決めていきます。注文住宅は間取りやデザインなどの自由度が高いため、どんな形にでもできます。しかし、あらゆる部分にこだわってしまうと予算オーバーになってしまうこともあります。
こだわりが必要な部分、そうでない部分を明確にし、業者と設計を進めていきましょう。
■忘れがちな外構も決めておこう
みなさんが忘れがちなのは、住宅の外側にある外構の工事です。住宅ばかり気にして外構を忘れていると「適当にやっておいて」となりやすいもの。しかし、住宅は外構とのバランスで見え方が大きく変わるので、トータルで検討していただきたいです。
また、外構工事は思っているよりも費用が必要なケースもありますので、住宅ローンに含められるなら含めておきたい部分。
住宅の設計と一緒に外構の設計も行い、予算オーバーにならないよう気をつけておきましょう。
(3)住宅ローンの審査や契約を確かめよう
住宅ローンの審査や注文住宅の契約を進めます。住宅ローンの審査には、専門的な書類や手続きが必要になってくるので、業者や金融機関の窓口担当者と相談しながら進めてください。
配慮が必要になる着工の流れ
(1)気になる方は地鎮祭の検討を
着工に入る前、気になる方は地鎮祭を行いましょう。地域によって違いはありますが、地元の工務店など、建築業者なら方法を知っていることが多いので相談してみてください。(2)ご近所への挨拶は欠かせません
施主様が、これから長くおつきあいするご近所さんとは、良い関係を築きたいところです。そのためには、こちらからご近所さんに挨拶することが欠かせません。工事をスタートするよりも前にご挨拶をしておきましょう。工事がスタートしてからご挨拶すると、ご近所さんとしては、あまり良い気持ちにならないこともあります。
(3)工事の状況を確認しましょう
注文住宅は工事の状況がわかりやすいものです。工事責任者が管理確認していますが、あなたからも直接、工事の進捗具合や工事の出来映えを確認しましょう。少しずつ完成していくご自身の家を見ていくことで、より愛着も湧いてくるはずです。
(4)内装をより具体的に決めていこう
内装の色や柄を決めていきましょう。最初の設計で決めているからかもしれませんが、今一度、実際の間取りを見て確認するのも悪くありません。夢が手に入る瞬間!お引き渡しの流れ
(1)最終チェック
施主様に立ち会いいただき、家の最終チェックをしていきます。ここで最初の計画と違う部分や、工事に不備が見られた場合は修繕することになります。(2)完了の検査
第三者による完了の検査が行われます。ここでも不備が認められると修繕することになります。(3)お引き渡し
すべてが完了した段階で、施主様へお引き渡しとなります。夢のマイホームでの暮らしが現実になる瞬間です。(4)住宅ローンの支払いが開始
住宅ローンのお支払いがスタートします。返済の計画は立てていますが、景気の変動によって収入が変化することもあります。また、予想していなかったライフイベントが続くこともあります。毎月の家計を確かめながら、返済を続けていきましょう。
注文住宅で不安なことがあれば相談を!
大まかな流れがわかると、やることが見えてくるため不安も減っていきます。注文住宅というと、様々な手続きや契約が必要になるため、「時間がないので無理」という方もいらっしゃいますが、最初に流れをつかんでおくことで、あらかじめスケジュールが立てられます。
毎日何か重要な決断をする必要はありませんし、重要な決断をするタイミングでは、注文住宅を建てる業者や金融の窓口担当者からのアドバイスがもらえます。
もし、大まかな流れがわかった後でも、ご自身にとって注文住宅が良いのか、建売住宅が良いのか迷ってしまう場合には、私たち日本住宅ツーバイへご相談ください。
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