私たちの家づくり
私たちができること
建築事例
会社案内

注文住宅は家+外構のトータルで考える!後悔する前に知っておきたい外構のポイント 2020.10.15

注文住宅を建てるとき、みなさん住宅自体には集中してこだわるのですが、住宅の外である外構に関しては、「適当でいいです」という方がいます。

でも、ちょっと待ってください。住宅は家自体と外構のバランスが取れてこそ、魅力的な空間になります。

とはいっても、「外構についてどう考えればわからない」「具体的にどうすればいいの?」と悩む方もいるでしょう。

そこで今回は、注文住宅専門の日本住宅ツーバイが、知らないと後悔することの多い、注文住宅の外構についてお話していきます。



外構って?

最近では新聞の折り込みチラシや身近なホームセンターでも、外構・エクステリアという言葉を見かけることが増えています。

外構とエクステリアという言葉には、どのような違いがあるのでしょう。


(1)外構とエクステリアの違い

外構とエクステリアは、どちらも家の外回りを指している言葉です。あえて外構とエクステリアの違いを説明すると、次のようになります。


外構
門や扉、塀、カーポートなど、家の外回りにある個々の構造物を指しています。そういう意味では、物置も外構の一部だといえます。


エクステリア
エクステリアと似た言葉に、インテリアがあります。インテリアは、室内の空間を意味しています。それとは逆に、エクステリアは家の外の空間を意味しています。

つまりエクステリアは家の外の空間すべてを指す言葉で、その空間を作り上げる構造物の総称を外構と呼ぶ、と考えられます。

外構に含まれる構造物は、門扉や門柱、玄関アプローチなどがあります。


(2)外構の考え方

外構とエクステリアは、似た意味合いをもちながらも確実な違いがありますが、施主様にとってはそんなに大事なことではありません。

私たち(日本住宅ツーバイ)のような専門業者が区別しているだけで、施主様にとっては「家の外側を気に入った状態に整えること」が「外構(もしくはエクステリア)を考えること」になると認識していただいて問題ありません。

外構は、不必要なアイテムの設置や使いづらい位置への設置ではなく、必要な場所へ必要なアイテムを配置するという考え方が大切です。


外構の代表的な構造物

外構には、門扉や門柱、玄関アプローチなどが含まれますが、それぞれに役割や注意点があります。ここでは、代表的な構造物をピックアップしてみていきます。


(1)門扉や門柱

住宅の出入り口には、門扉や門柱があります。

門扉・門柱という字を見ると大きな扉を想像するかもしれませんが、アルミや木製、樹脂などの素材で作られた、胸の位置の高さぐらいであることがほとんどです。



道路との境界を明確にする役割も兼ねています。


(2)玄関アプローチ

門を入ると、誰もが目にするのが玄関アプローチです。敷地に入ってから玄関前までの雰囲気を決める大切な空間です。

特に玄関アプローチによって、ゲストが感じること、イメージすることが決まるので、注文住宅のときには、こだわりたい部分でもあります。


(3)塀やフェンス

家のまわりを囲う構造物です。

塀やフェンスによって、外から家の中が見えないようにする目隠しの役割ももっています。

最近では、オープン外構の普及によって昭和の雰囲気をもった高い塀やフェンスは減ってきています。隣との境界は示しながら、比較的背の低い塀やフェンスが利用されることが多いです。


(4)植栽

家の外に植える木や植物です。

ほとんどの注文住宅では、シンボルツリーを植えられることが多いです。

植栽はフェンスの代わりにもなりますが、放っておくと成長しお隣へ迷惑をかける原因にもなります。隣近所へ配慮した植栽計画を進めましょう。


(5)テラスやデッキ

家にあるとうれしくなるのが、テラスやデッキ。

小さなお子さんや大切なペットがいるご家庭なら、テラスやデッキがあると、安心して遊ばせることができるでしょう。また、デッキでちょっとしたアウトドア体験も楽しめます。


(6)照明

夜の時間帯に家に帰ってきたとき、家の外が真っ暗だと不安になりますよね。

真っ暗な状態にしないためにも、外構で忘れられやすい照明も意識しておきましょう。

屋外の照明は、間接照明でシンボルツリーを壁に照らしておしゃれな雰囲気にすることもできますし、玄関アプローチの足元に小さな照明を点灯させて安全を確保することもできます。

注文住宅で失敗しやすい外構ポイントと対策

注文住宅を検討するとき、うっかり忘れていて失敗しやすい外構のポイントがあります。


(1)駐輪場がない

「車を停めるところは考えたのに、自転車を停めるところを考えていなかった」というのは、よくある失敗ポイントです。

駐輪場は、出し入れしやすく、外から自転車が目立たない場所に設置するのが理想です。自転車が見えると生活感が一気に高まるので、おしゃれな雰囲気を求めているなら、設置場所を工夫しておきたいところです。


(2)車が停めにくい

「カーポートをつけたことで駐車しづらい」「そもそも駐車スペースが狭くて停めづらい」

運転に慣れている方なら問題ないかもしれませんが、運転に慣れていない場合は、駐車しづらい空間は問題になります。

ご家族の中で、一番車を使うことの多い人が使いやすいように設計しましょう。


(3)防犯上の不安

門扉、塀、フェンスなどを取り付けなかったことで、敷地の中へ他人が自由に出入りできるようになり、防犯上の不安が高まるということがあります。

オープン外構はおしゃれな雰囲気になりますが、防犯という目線で見ると不安になるポイントが増えてしまいます。

門柱の設置場所や照明の設置場所を工夫して、夜でも視角ができにくいようにしておきましょう。


(4)屋外コンセントがあると便利

車の掃除や休日のDIY作業、ガーデニング作業などには、屋外にコンセントがあると大変便利です。カーポートの近くや、デッキの近くに設置することを検討してみましょう。


(5)屋外で水道を使いたい

汚れものを屋外で洗いたいとき、屋外に水道があると便利です。砂などの汚れを落としながら洗えるので、洗濯機の故障も防げます。

また、ガーデニングが趣味の方は、屋外に水道があると水やりが大変楽になります。


(6)洗濯物を干す場所がない

「洗濯物を1階に干すことを前提に間取りを決めたが、フェンスや塀がなくて外から洗濯物が丸見えになってしまう」といった後悔ポイントは、意外にあるんです。

家の間取りを考えるとき、洗濯機を置く場所や洗濯の動線が決まるので、決まったタイミングで一緒に洗濯物を干す場所を家の中と外の視点をもって決めましょう。


(7)階段が不便

玄関アプローチが階段だった場合、高齢の方やベビーカーを利用するママさんには、大変不便なことになります。

階段の横にスロープを設置できないかを検討しておきましょう。


(8)プライバシーがない

オープン外構で起こりやすいことです。

例えば、玄関の前の道に人通りが多いと、玄関を開けるたび家の中が丸見えということになります。

他にも、「道路に面してリビング窓がある場合、レースカーテンを必ず閉めておかないと、LDKでの生活風景がすべて外に丸見えになってしまう」ということにあります。

家の前の道が何時くらいに人通りが多いのか、どういった人が使っているのか、という点を知っておくだけではなく、間取り的にプライバシーを外から守った家になっているか、という点を忘れずにいましょう。


(9)ゴミ置き場がない

考えていなかったため、とりあえず勝手口に置いている、という対応が多いものです。

ゴミ置き場は、台所から遠くなく、家の中を通らなくても捨てにいける場所がベストです。

普段の生活を思い出し、ゴミ置き場が必要であるかを事前に判断しておきましょう。


注文住宅はすべてトータルで考えていこう

注文住宅というと、家だけに集中して考えてしまいがちですが、暮らしに必要なのは住宅と外構を合わせた空間です。

暮らしの空間をトータルで考えておかないと、何となく暮らしづらい場所になってしまうこともあります。

外構の失敗を回避するためには、注文住宅トータルで見ている専門業者の知恵やアドバイスが重要になってきます。

もし、あなたが注文住宅を検討されているのなら、注文住宅を専門にしている日本住宅ツーバイまでご相談ください。

これまでの事例や実績を共有しながら、あなたの理想の暮らしが送れる暮らしの空間をご提案させていただきます。