狭い土地でも後悔しないポイント7選!狭小地でも満足する注文住宅を手に入れよう 2021.2.22
そんなご相談をいただくことがあります。
狭小地における注文住宅では、土地が持つ特性を最大限活用しなければ、敷地面積以上の広がりを感じながら暮らすことは難しくあります。
そこで今回は、注文住宅建築を専門としている日本住宅ツーバイが、狭小地でも注文住宅を選んで後悔しないためのポイントをまとめてみました。
「狭小地だから難しいかも」
「予算的に敷地面積30坪以下になりそう」
そういったお悩みをお持ちの方に、役立てていただきたい内容です。
狭小住宅のメリットとは
まずは狭小住宅のメリットについてみていきましょう。狭小地に建てるメリットとして、挙げられるのは次の5点です。
- 土地代の負担が軽い
- 建物への費用も増やせる
- 諸費用の負担も軽減
- 税金の負担も軽減
- ギュッとアイデアを集められる
一つずつみていきましょう。
(1)土地代の負担が軽い
郊外などの坪単価が低い場所なら、広い土地でも大きな負担にならないかもしれません。しかし、立地条件の良い都心部などでは坪単価も上昇しているため、少し広い土地を購入しようと考えると、かなりの金額を負担せざるを得ません。しかし敷地面積が30坪以下で抑えられるなら、ご予算的にも問題ない範囲になる可能性が高まります。
(2)建物への費用も増やせる
土地の購入費用を抑えることができれば、抑えた費用を建築費用へ回すこともできますよね。建築費用を増やせると、毎日の暮らしで目にする頻度が高い部分へ費用を回すことできたり、ご家族のこだわりを少しでも実現できたり、豊かな暮らしを満喫することができるでしょう。
(3)諸費用の負担も軽減
狭小の土地の場合、住宅を建築する上で必要になる各種申請費用や登記費用といった、誰もが負担しなければいけない費用を抑えられる可能性が高くなります。各種申請費用や登記費用などの申請費用のほとんどは、土地の広さによって変化するため、狭小地ならその分、費用も低くなりやすいということです。
(4)税金の負担も軽減
住宅の建築が完了した後に必要となる固定資産税や都市計画税などの税金は、土地の面積によって決められています。土地面積が広いと高くなり、狭小地の場合は低くなります。税金は毎年のことですから、少しでも安く済む方がうれしいですね。
(5)ギュッとアイデアを集められる
狭小地に建てる住宅を設計するとき、限られているからこそ家族全員で「もっと良くしよう」という意識が芽生えます。これは間取りだけではなく、住宅のデザインにも影響してきます。
限られたスペースに、家族の夢を実現するためのアイデアが集まりやすいのもメリットと言えるでしょう。
狭小住宅のデメリットとは
メリットがあればデメリットもあります。これは狭小地に建てる住宅だけではありません。両方あるからこそ、自分たちにフィットしているのか判断することができます。デメリットとして挙げられるのは、次の4点です。
- 動線に逃げ場がない
- 廊下や階段の幅に注意
- こだわりへの制限
- 建築コストが高くなりがち
(1)動線に逃げ場がない
生活する上で重要なのが、生活動線と呼ばれるものです。普段の暮らしの中で、どういった人の動きが多いのか
朝はどこで渋滞しやすそうなのか
今の生活で困っていることや改善したいことを洗い出して、理想の生活動線をきちんと決めておかないと、狭小住宅の場合には逃げ場がないので、実際に生活をはじめてから苦労することになります。
ただし、生活動線に関しては広い土地に大きな住宅を建てるときも同じです。余裕があるからと適当に動線を考えてしまうと、プランニングすると暮らしづらくなることは同じです。
(2)廊下や階段の幅に注意
部屋にスペースを取られるため、どうしても廊下や階段の幅は狭くなります。結果として、大型家具を購入したとき、搬入することが難しいケースも出てきます。設計するときに、どれくらいの大型家具を購入しそうなのか考えておきましょう。すでに購入を決めている大型家具があるのなら、サイズを測っておくことで慌てなくて済みます。
(3)こだわりへの制限
狭小住宅に限らずですが、狭小地だとスペースにより制限があるため、施主様が望むこだわりが反映できないかもしれません。こだわる部分とそうでない部分を明確にしておくことで、このデメリットは解決できます。
(4)建築コストが高くなりがち
狭小地の場所によりますが、大型の機械が入れない場所に土地がある場合、その分人が多く動くことになるので、建築費用が高くなることもあります。また、機械で簡単にできることができないので、工期が長くなるケースもあります。
狭小の注文住宅で後悔しないためのポイント
狭小地に建てる注文住宅で後悔しないためのポイントを紹介します。ポイント1.防音性能
狭小地の立地条件によりますが、すでに住宅が密集しているような場所に土地がある場合、音に関する対策を忘れてはいけません。- 自宅から近所へ漏れる音の対策
- 近所から漏れてくる音の対策 など
立地条件によっては、二面、四面に他の家があると、住宅同士の距離が近くなるため、音に関するトラブルも増える傾向にあります。
また、音に関する対策を住宅完成後に行うのは難しいため、間取りを考えるとき一緒に防音性能に関することも検討しておきましょう。
ポイント2.室外機の位置をチェック
エアコンを設置しないことはありませんよね?そこで考えてほしいのが室外機の場所です。
室外機を向ける方向や設置場所によっては、お隣とのトラブルになることもあります。
例えば、室外機を設置した場所の先に、隣人の寝室があったら、室外機の音が隣人の睡眠を妨害するかもしれません。
また、室外機は空間が少ない場所へ設置するのは良くありません。エアコンの効率低下や故障の原因にもつながります。
他にも、メンテナンスのしやすさも考えておきましょう。
ポイント3.無駄のない間取りを意識
2階建てを検討するとき、次のように考えるのがオススメです。1階には、キッチン、洗濯室など重量のあるものを設置
2階には、浴室や寝室などプライバシーが気になるものを設置 など
そして、水回りをできるだけ集めることで無駄のない間取りが実現します。
ポイント4.収納スペースの確保
狭小住宅で難しいのが収納です。普通に収納スペースを作ると、他の部屋が狭くなってしまいます。そこで次のような空間が収納として使えないか検討してみましょう。
- 階段下
- 中二階
- 半地下 など
空間を残しつつ、使われない場所を有効利用することで、満足のいく収納を実現できます。
ポイント5.土地条件を確認してもらってから見積もりを出してもらう
狭小地の建築費用に関して、狭小地に建てる=安くなるという公式は成り立ちません。というのも、狭小地の条件によって、人力での作業が増えるかの違いが発生するからです。狭小地であっても、大型の機械が入るなら費用を抑えることもできるでしょう。
しかし、車が通れないような場所なら、少し離れた場所から人力で材料を運ぶことになりますので、どうしても費用が高くなります。
見積もり段階で、土地の立地条件をみてもらうことが大切です。
ポイント6.規制について確認
土地には、建ぺい率や斜線制限、地域の条例といった決まり事があります。土地特融のルールは、契約する前に確認しておきましょう。確認せずに設計に入ると決まり事が制限になり、思っているような住宅を建てられないこともあります。
ポイント7.駐車スペースの確認
家の前の道幅を確認し、車を出し入れしやすいスペースを見つけておきましょう。現在、所有している車や購入予定の車などが問題なく駐車できるスペースを確保できるのか、間取りや道路と土地の位置などを事前に確認しておくことが大事です。
何度もハンドルを切り返さないと出し入れできないスペースは、オススメできません。
狭小地はアイディアを駆使しよう
狭小地に注文住宅を建てるときは、今回お話した7つのポイントを意識してプランニングを進めてみてください。ちょっとしたことの積み重ねですが、アイデアを出し合うことで狭小住宅を快適な空間にすることは可能です。
ぜひ狭小地での注文住宅建築の経験を持っている業者さんと、一緒に考えてみてください。
イメージしづらい場合は、住宅展示会や内覧会へ足を運んでいただくことで明確なイメージを作ることができます。
日本住宅ツーバイでも、狭小地での注文住宅の建設経験を多く積んでいます。
「狭小地だけど、気に入っている土地がある」「狭小地だから自分たちのこだわりを反映できるのか不安」など狭小地のお悩みや不安をお持ちの方は、ぜひ気軽に日本住宅ツーバイにご相談ください!
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