【スケジュール表付き】注文住宅が建つまでの期間は? 2022.10.24
新しい環境で生活を始めていくには、家がどのくらいで建つのか把握したうえで、新しい生活を考えていくことが必要になります。
そこで今回は、注文住宅の戸建てが建つまでにどのくらいの期間がかかるのか、をみていきます。
目次
全体のスケジュール
家づくりについての情報収集を始めてから、家を引き渡されるまでの一般的な流れと期間は次のとおりです。実際には同時で進む工程もありますが、全体の期間としてはトータルで15カ月ほどかかることを想定できるといいでしょう。
家が手に入るまで15カ月もかかるとなると、「もっと早くできないかな」と感じるかもしれません。
家に住み始めてから何十年という時間を過ごすことになるであろうマイホームに、時間をかけなかったことで後悔をしてしまったり、心残りができてしまっては戻ることはできません。
そのため、スケジュールの範囲内でできるだけ資金計画や土地選び、間取り、内装・外装のプランニングは時間をかけていけるようにしていきたいものです。
さて、家づくり全体の流れと期間についてざっくりと把握できたところで、家づくりに必要な工程をもう少し詳しくみていきます。
情報収集-資金計画:2~3カ月
(1)情報収集
「マイホームが欲しい!」となったら、まずは情報収集からスタートです。戸建てかマンションか
戸建てといっても、注文住宅だけではなく、間取りや仕様がすでに決まったうえで販売されている分譲戸建て住宅や中古戸建て住宅という選択肢もあります。戸建てだけではなく、新築(または中古)マンションという選択肢も。
すべての家庭に戸建てが向いているわけではありません。
「マンションがいいのか、戸建てがいいのか」ということに関しては、次の記事を参考にしてみてください。
またネットの情報だけではなく、周辺の方でマンションや戸建てを購入した方がいれば、意見をもらいつつ、ご家庭にあったマイホームの形態を絞り込んでいきましょう!
(戸建ての場合)注文or分譲or中古のどれにするか
検討の結果、戸建ての購入で方向性が決まったら、「注文住宅または分譲住宅なのか、それとも中古戸建てなのか」の検討に入ります。
■注文住宅
土地選びから間取り、内装・外装といった、住宅すべてを自分たちでゼロから作り上げていく。同じ住宅で他にないマイホームが手に入ることが、最大のメリットです。
しかし、こだわった分だけコストがかさみやすくあるので、自分たちの要望と予算のバランスを意識することが大事です。
■分譲住宅
「戸建てがいいけどコストをなるべく抑えたい」「なるべく時間をかけずに進めたい」という方にピッタリです。分譲住宅は間取りなどがすでに決まってしまっている分、立地に特化している物件もあるため、立地重視の方にもオススメです。
ただ外観や内装、間取りがほぼ同じ住宅が隣に建っていたり、同市内に建っていることもあるので、オリジナル性を求めている方にはデメリットになるかもしれません。
日本住宅ツーバイでも、分譲住宅ブランド“J style garden”を手掛けています。
▼分譲住宅ブランド“J style garden”についてはこちら
https://www.twoby.com/service/#02
分譲住宅といっても、すべて同じ間取り・仕様というわけではありません。
その土地の特性や周辺の環境に合わせた間取りの設計・仕様決めを行っており、“J style garden”に住まわれる方や周辺住民の皆様の生活を考えている、という点が、日本住宅ツーバイの分譲住宅の魅力の一つです。
▼分譲住宅ブランド“J style garden”についてはこちら
https://www.twoby.com/service/#02
分譲住宅といっても、すべて同じ間取り・仕様というわけではありません。
その土地の特性や周辺の環境に合わせた間取りの設計・仕様決めを行っており、“J style garden”に住まわれる方や周辺住民の皆様の生活を考えている、という点が、日本住宅ツーバイの分譲住宅の魅力の一つです。
■中古住宅
敷地面積の広さなどにもよりますが、新築よりも購入価格が抑えることができたり、現物を見てから購入が決められるため、“新築”にこだわりがない方にはオススメです。
ただ物件の状態によっては、新築より早いタイミングで修繕費用がかかることもあるので、購入価格だけではなく、“いつ頃どのような修繕費用が発生するのか”といったところまで想定して金額を算出してみてください。
最終的に金額が変わらなかったら、“差額が出ていても中古戸建て住宅がいいのか”といった視点での検討が必要でしょう。
外観や内装、間取りに関する情報収集
家の形態の方向性が決まれば、次は外観や内装、間取りがどういったものがいいのか、イメージを少しずつ形にしていきましょう。
- ホワイト・ブラック・グレーといったシックな色合いがいい
- ピンクやブルーといった可愛らしさが印象の前面に出る内装がいい
- 趣味の車の部品や様々なグッズが置ける部屋が欲しい など
頭の中にある“なんとなくのイメージ”を他の人が見て伝わるような形にしていくことで、注文住宅にしろ、分譲住宅または中古戸建て住宅にしろ、物件を探すのをサポートしてくれる仲介会社やハウスメーカー、工務店に伝わりやすくなります。
日本住宅ツーバイでもHPやInstagramに注文住宅の施工事例を掲載しているので、参考になれたら嬉しいです。
▼建築事例
事例をチェックする
▼Instagramアカウント
https://www.instagram.com/nj_twoby/
(2)資金計画
住宅に関する情報収集とほぼ同時に行っておきたいのが、資金計画。- お子さんを含めた家族全員で今後どのようなライフイベントがあるのか
- 現在の預貯金はいくらなのか
- 毎月の返済可能額はいくらなのか など
予算は自己資金と住宅ローンで考える
自己資金のみで住宅を購入できる方もいらっしゃいますが、多くの方が住宅ローンも併用していくことになるでしょう。■自己資金と住宅ローンの割合
自己資金は20~30%、住宅ローンは70~80%ほどの割合で考えていくのが一般的です。
自己資金は単なる現在の貯蓄預金額ではなく、そこから半年分ほどの生活費と、新居に必要な家電や家具などを揃える準備費も引いた額で想定しておいたほうが安心です。
住宅ローンは毎月の返済額から換算してみる
例えば、「注文住宅で予算を5000万にしたい」としても、「毎月の住宅ローンの返済額が16万以上になり生活をしていくのが辛くなる」といったことになることもあります。
住宅ローンの借入額は、予算にしたい額から考えるのではなく、現在の毎月の返済額から考えていきましょう。
ファイナンシャルプランナーなどのプロの意見を参考にしつつ、無理のない資金計画を進めていきましょう。
注文住宅に高いハードルをもちすぎない
“自己資金は20~30%”とご紹介しましたが、これは一般的に推奨されている値です。
月々のローンの支払額が問題なければ、頭金にあてる自己資金がなくても、ローンを組んで注文住宅を建てられる方も多くいらっしゃいます。
もちろん自己資金があることに越したことはないですが、注文住宅へのハードルを高くしすぎて最初から諦めるのではなく、まずは第三者のプロに相談するところからスタートしてみてください。
土地探し-契約:5~6カ月
現時点の情報や要望を整理してまとめたら、次のステップに進んでいきます。(1)土地探し・土地売買契約
実際に土地探しを進めましょう。住みたいエリアから自身で空いている土地を探していくことは困難なので、土地探しの多くは仲介会社を通すことになります。
仲介会社から紹介してもらった土地へ足を運び、周辺環境や利便性などを考慮しながら検討。気に入った土地があれば土地売買契約となります。
ただこの土地探しで家づくりがストップしてしまうことがあります。
希望するすべての条件とピッタリ合う土地と出会える可能性はほぼないものの、「もっと条件と合う土地が見つかるかも!」となかなか土地購入までの決意ができないケース。探しているうちに疲れてしまい、家づくりを中断してしまうケースなどがあります。
こだわり続けることはもちろん悪いことではありません。どこで購入の決断をするのかは家庭それぞれの基準によります。
しかし「土地探しにこだわりすぎて1年以上経ってしまった」「過去に紹介してもらった土地がやっぱり良かったが、すでに買い手がついてしまっていた」ということは、家づくりの後悔ポイントでよく耳にすることです。
土地予算や通勤・通学時間、必要な土地の広さなど、必要な条件を揃えて、優先度をつけておくと、土地探しに役立ち、判断しやすくなるでしょう。
(2)設計・施工の依頼先探し
土地購入の見当がついたら、建物の設計と施工をしてくれる会社を探していきます。
探していく方法は主に3つです。
- 仲介会社からの紹介
- 雑誌で探す
- インターネットで探す
■仲介会社からの紹介
土地を紹介してくれた仲介会社から、工務店やハウスメーカーの何社かの施工事例を見せてもらい、気になった会社に設計(プラン作成)を依頼することになります。
■雑誌で探す
SUUMOなどの雑誌には、いくつものハウスメーカーや工務店が紹介されています。各社を得意とするテーマや住宅スタイルが異なるので、気になる会社があればHPを見たり、問い合わせてみましょう。
■インターネットで探す
様々な理由から雑誌に掲載していない工務店もあるので、「住みたいエリア+工務店」といったキーワードでネット検索をし、HPに掲載されている事例や会社のこだわりポイントなどをチェックしていくのもひとつの手です。
自身で探していく手間は増えてしまいますが、自分が納得する会社を見つけることができるため、手間をかけるメリットはあります。
今はどの工務店も自社の施工事例を積極的に発信しているので、SNSを活用しながら上手に探していきましょう。
▼Instagramアカウント
https://www.instagram.com/nj_twoby/
(3)基本プラン提示・見積もり提示
どの方法であれ、プラン作成を依頼する会社の候補が決まったら、購入した土地(また購入予定の土地)の情報や間取りなどの家に対する要望・希望を依頼先に伝えます。
後日、プランと見積もりを提示されるので、それらを確認して、自分たちの要望・希望がどのように実現しようとしてくれているのか、予算に対して見積額はどうかといったポイントをみていきます。
要望が反映されていなければ、確認をしてみましょう。単純に工務店側が忘れてしまっていることもあります。
実現が難しい要望がある場合は“なぜ難しいのか”まで説明をしてもらったほうが、施主様自身が納得しながら家づくりを進められるでしょう。
(4)契約
信頼できる工務店が決まったら、設計監理契約を結びます。
プランニング:2カ月
契約後は、プランの詳細を決めていきます。
まずは敷地を測量、地盤の強度や水道ガス電気の配置も確認します。他にも周辺状況を確認し、施主様の暮らしだけではなく、周辺の環境のことも考えた家にしていきます。
また、空調や外構、電気といった構造に関わる部分も打ち合わせしていき、設計の内容を固めていきます。
設計が決まれば、インテリアコーディネーターを交えた設備仕様や内外装の色やデザインを決定していきます。すべての仕様が決まった後、着工となります。
着工してしまうと、構造に関する変更が難しいので、注意しましょう。
着工-各種検査:5~6カ月
設計が固まれば、いよいよ着工となります。(1)着工・地鎮祭
着工する前に地鎮祭を行う場合があります。
■地鎮祭とは
家を建設する土地を守る神様に建設の報告を行い、無事に工事ができるように祈ることを目的とした儀式です。敷地内で建物の周りの形に合わせて地縄を張り、位置の確認を行った後に実施します。
現在では簡略化され、地鎮祭を行わないケースも多く、実施するかどうか施主様の要望によることがほとんどです。
家を建設する土地を守る神様に建設の報告を行い、無事に工事ができるように祈ることを目的とした儀式です。敷地内で建物の周りの形に合わせて地縄を張り、位置の確認を行った後に実施します。
現在では簡略化され、地鎮祭を行わないケースも多く、実施するかどうか施主様の要望によることがほとんどです。
実施する場合は、玉串料、神主への謝礼などを合わせて数万円。実施する日の縛りはありませんが、大安や吉日を選ぶことが多いようです。
地鎮祭が無事に終われば、基礎工事に入ります。基礎工事は次のような流れで進んでいきます。
- 地盤改良(必要がある場合)
- 基礎工事
∟根伐り
∟捨てコン
∟配筋工事
∟立上りコンクリート打設工事 など
基礎という名前のとおり、家づくりの土台となる部分をコンクリートで造っていきます。
(2)上棟工事・中間検査
基礎工事が完了したら、足場を設置し、柱と梁などの主な構造材を組み立てる作業に入ります。
家のなんとなくの形が立体的にみえてくるため、施主様にとって“家づくりをしている実感”をより感じやすくなるタイミングです。
組み立てが終わると上棟式を行いますが、上棟式も地鎮祭と同様に挨拶やご祝儀を渡すだけといった簡略化される傾向があります。
また、中間検査はどの住宅も必ず実施するわけではなく、建築基準法によって定められた項目に当てはまる場合に実施されます。
中間検査の実施が必要なのかどうかは自治体に確認となるので、工務店に問い合わせを任せましょう。
日本住宅ツーバイの場合、上棟式を簡易的に行うとしても、上棟打ち合わせとして、施主様や電気工事の方と一緒にコンセントや照明の位置確認などの確認を現地にて同時に行います。
施主様との認識のズレがないのか、現場ですり合わせすることでよりイメージを具体化しながら確認を進めることができます。
■定期的に見学を!
工事中は施主様も現場に定期的に見学することをオススメしますが、見学に行く前は工務店側に確認を取るようにしましょう。
現場に着くタイミングで職人さんが必ず作業しているとも限らず、工事内容によっては安全を考慮して見学が難しいこともあります。
他にも職人さんに質問しても、職人さんだけで判断がつかない内容であることもあるので、見学の際は工事監督に同行してもらうのが安心でしょう。
(3)施主検査(完了検査・竣工検査)
施主検査は名前のとおり、施主様による建物のチェック(検査)のことです。建築工事中に実施する場合と、工事完了後に実施する場合もあり、どちらも施主検査と呼ぶこともあれば、後者のことを完了検査(または竣工検査)と呼ぶこともあります。タイミングによって呼び方が複数あるため、紛らわしくありますが、日本住宅ツーバイでは、施主検査として、主に工事完了後の引き渡し前に実施します。
工事監督が家の中と外を順番に回って、施工のポイントや設備の使用説明などを施主様に行います。施主様はその説明をもとに、傷や不備がないかご自身でチェックしていただきます。
気になる部分があれば、都度報告していただき、引き渡し前までに対応を完了させます。
引き渡し:1カ月
すべての検査が完了したら、施工会社から必要書類を渡してもらったり、必要な説明を受けたりして、鍵を引き継ぎます。施主様が鍵を受け取った後は、施工会社は誰も勝手に家の中に入ることはありません。
引き渡しが終われば、新しい家での生活がスタートしますが、工務店などの施工会社との関係がすぐに終わるわけではありません。
建物のアフターフォローサービスを受けていれば、定期的な点検を受けることができます。ただ、アフターフォローサービスがつかない施工会社もあるので、それは契約前にしっかりと確認するようにしましょう。
日本住宅ツーバイでは、6カ月・1年・2年・5年・10年と計5回の点検を実施いたします。
家は人が住み始めれば、少しずつ変化していくもの。 何か異変があれば施工会社に相談してみましょう。
不安なことがあれば工務店側に相談を!
家づくりについて事前に知識をどれだけ得ていたとしても、経験がないことを進めていくには不安な気持ちが付きまとうのは当たり前のことです。
家づくりを楽しむには、不安なことや不透明だなと感じることは工務店側に相談して、不安な気持ちを少しでも取り除き、どんどん解決していきましょう!
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