注文住宅のセミオーダーとフルオーダーの違いとは? 2021.4.22
費用に関して重視するなら建売住宅
自分たちのライフスタイルに合った住宅を重視するなら注文住宅
しかし、中間のセミオーダーという選択肢があるのも知っていますか?
今回は、このセミオーダー住宅について解説していきます。
注文住宅までは考えていないけれど、建売住宅では自分たちにぴったり合いそうな家が見つからなかった方にオススメの内容です。
目次
セミオーダー住宅とは
まずはセミオーダー住宅とは、どのような住宅を指しているのかを見ていきます。住宅以外でセミオーダーという言葉が浸透しているのがスーツです。スーツを購入するときも、既製服・セミオーダー・フルオーダーというように選ぶことができますよね。
住宅のセミオーダーもスーツとほぼ考え方は同じです。
ある程度決まったパターンから、好みのものを組み合わせて完成させる
これがセミオーダー住宅になります。
セミオーダー住宅のメリット
セミオーダー住宅のメリットは、自分たちの好みの住宅に近づけながら、コストを抑えやすいという点です。フルオーダー住宅の場合だと、自由度は高くなりますが、その分費用は高くなる傾向にあります。
対して建売住宅の場合では、費用は安くなりやすいですが、自由度がほとんどないので、自分たちらしい住宅を手に入れることが難しくなります。
また、住宅の外観に関しても建売住宅の場合は、決まったデザインになるので、8割以上似た住宅が他にも存在することもありえます。
セミオーダー住宅の場合だと、設計プランから選択できるので、ご近所と被ってしまうということもありません。
さらに外観はもとより、室内の間取りや設備に関しても複数のパターンが用意されているので、ゼロから完成を目指すよりスムーズに家づくりを進めることができるでしょう。
セミオーダー住宅のデメリット
メリットがあればデメリットもあります。詳しくみていきます。デメリット1.パターンが少ないことがある
一番のデメリットは、業者によって選べるパターンの数が変化することです。多数の選択肢を持っている業者もあれば、少数しか選択肢を持っていない業者もあります。また、多数のパターンが用意されていても、自分たちのこだわりに合わないものばかりですと、希望を叶えることは難しくなります。
デメリット2.特殊な形の土地に建築できない
セミオーダー住宅は、ある程度規格化されています。規格化されているため費用を抑えることができますが、規格によっては特殊な形の土地に建築できないこともあります。このあたりは、話が進む前に業者へ確認する必要があります。
セミオーダーにも種類がある
セミオーダー住宅といっても、種類があります。住宅に商品名がついているケース
大手ハウスメーカーやフランチャイズの工務店、オリジナル住宅を持っている工務店。一般的に、住宅に商品名がついている場合、セミオーダー住宅だと考えて問題ありません。いくら展示会などで自由設計と謳っていても、基本的には先ほどお話ししたように、パターンを組み合わせて設計するため、完全な自由設計ではないことがほとんどです。
住宅にこだわりが強い方は、こういった住宅を選ぶと追加費用や追加工事が増えてしまい、結果的に高額な費用が必要になることもあります。
建築条件付き土地を購入したケース
土地探しで見かけることがある、建築条件付き土地。この条件がついている土地を購入した場合、施工会社が決まっていることが多いため、基本的にはセミオーダー住宅を選ぶことになります。
ここでも、土地購入では自由設計と謳っていることもありますが、施工業者が決まっているため、完全な自由設計にすることは難しいと考えておきましょう。
どうしても手に入れたい土地に条件がついている場合は、次のポイントを確認してみることをオススメします。
- 土地購入前に仮設計はどこまで可能なのか
- どの程度まで自由度があるのか
- 費用はどこまで広げることができるのか
理想の住宅を手に入れるために、契約する前に確認しておきましょう。
フルオーダー住宅とは
セミオーダー住宅に対して、フルオーダー住宅についてもみておきましょう。フルオーダー住宅とは、完全に自由な設計ができる住宅です。
- 外観
- 間取り
- 設備
- 材料
- 工法 など
すべてゼロから決めることができ、あなただけの住宅を手に入れる最短の方法です。
フルオーダー住宅のメリット
フルオーダー住宅の最大のメリットは、完全な自由設計です。自分たち家族が叶えたい間取りや部屋の雰囲気、毎日使いやすいキッチンなども可能な限り実現できます。
フルオーダー住宅のデメリット
フルオーダー住宅のデメリットは、人によりますが費用と手間が挙げられるでしょう。費用
フルオーダー住宅の場合、いくらでもこだわることができるので、注意しないと予算オーバーになってしまうこともあります。また、建売住宅と比較すると費用は高くなる傾向にあります。
手間
そして、設計までの時間が必要になることです。あれこれ考えるのが好きな方にとっては楽しみとなりますが、そうでない方にとっては「いつまでいろいろと決めないといけないの」と手間に感じるようになります。
セミオーダー住宅建築の流れ
セミオーダー住宅建築の流れをみておきましょう。(1)業者へ相談
物件から探す方もいますが、一般的には土地から探すことが多いはずです。自分たちが暮らしたいと考えているエリアで不動産会社を見つけ、相談するところから始まります。
(2)土地を見学
次は土地を見学することになります。ここで注意しておきたいのは、見学した土地には条件がついているのかどうか。施工会社が決まっているのなら、施工会社が提案している住宅が自分たちの理想に近いのかどうかも同時に考えておきましょう。
(3)設計を進める
契約が終わると、具体的なプランニングに入ります。セミオーダー住宅の場合、複数のパーツを選ぶような感覚なので、比較的短期間でプランニングができます。
ここで注意するのは予算、追加工事の有無です。
(4)着工
セミオーダー住宅の仕様が決まると建築が始まります。完成後に購入する家電や家具、引っ越しなどを計画しておきましょう。
セミオーダー以外に理解しておきたい住宅タイプ
セミオーダー以外に、こんなタイプの住宅もあります。(1)規格住宅
あらかじめ決まった仕様や間取りから、気に入った住宅を選ぶ方法です。選んでから建てるため、建売住宅と呼ばれることもあります。
(2)建売住宅
既に建築された住宅を見てから購入する方法です。低コストが最大のメリットです。
(3)自由設計住宅
セミオーダー住宅もフルオーダー住宅もここに入ります。自由度とコストのバランスが大切になってくる住宅です。
バランスを考えて検討しよう
今回はセミオーダー住宅について解説しました。セミオーダー住宅は、あなたのこだわりや理想に合えば、オススメの住宅です。こだわりと理想、コスト、予算のバランスで選んでいただきましょう。
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