注文住宅は1000万円台で建てられる?ローコスト住宅のポイントと費用内容とは 2021.3.18
確かに注文住宅は、予算が多いほどこだわりの家にできます。しかし1000万円台のご予算だとしても、納得できる家を手にすることは可能です。
費用内容やコストを抑えるポイントを正しく理解しておけば、1000万円台の予算内で納得できる注文住宅=ローコスト住宅を手に入れることはできます。
今回は、1000万円台の注文住宅であるローコスト住宅を建てる場合に知っておきたい、費用内容やコストを抑えるポイントについて、注文住宅を専門に建築している日本住宅ツーバイが解説していきます。
目次
ローコスト住宅とは
ローコスト住宅とは、一般的に30〜40坪程度の敷地に1000万円台で建てた住宅のことを指します。1000万台という数字は、家を建てるというなかでは比較的安い価格とされています。安いからといって住宅の品質が悪いということではなく、選べる間取りや内装、設備がある程度決まっており、1000万円以上の住宅より自由度が狭まるというイメージです。
「高い予算ではないけれど、建売住宅よりも自由度がある注文住宅にしたい」という方にとって、注文住宅でつくるローコスト住宅は最適だといえるでしょう。
注文住宅を1000万円台で建てるポイント
注文住宅の費用は、上をみると限界はありません。いくらでもこだわって建築費用を多くすることはできます。反対に低い費用で建築したいときは、次にお話しするポイントを意識する必要が出てきます。
ローコスト住宅ポイント1.住宅の形
屋根や住宅そのものの形ですが、できるだけシンプルな作りにすることで費用を抑えることができます。例えば住宅全体の形なら、四角を基本にして考えるのがオススメです。円など曲線を多用するデザインは、施工時間や材料にお金がかかるので、予算オーバーになることもあります。
屋根も同じように切妻屋根や片流れ屋根を採用することで、シンプルな形にできますので費用を抑えることに役立ちます。
ローコスト住宅ポイント2.間取り
住宅の形と同じように、間取りもシンプルに考えましょう。凝った間取りや凸凹の多い間取り、曲線を使った間取りなどは設計や施工に手間がかかるので、必然的に費用も高くなっていきます。できるだけ正方形や長方形、直線だけで組み合わせた間取りを意識することで、費用を抑えることにつながります。
ローコスト住宅ポイント3.住宅設備
住み始めてから使う設備も費用を抑えるポイントになります。ゲストと過ごす空間の設備は少しこだわったものにして、自分たち家族だけが使う空間の設備はシンプルな基本機能だけを持っているものにする。
このようにこだわる部分と使いやすさ優先の部分を明確にすることで、あちこちの設備に費用を使うことがなくなります。
もし、あなたのこだわりの範囲が広いのなら、標準仕様の設備を多く採用することで費用を抑えることもできます。
ローコスト住宅ポイント4.内装と外装
- どういった材料を使うのか
- 凸凹の多い面にするのか
- 外装には何色を使うのか
- 内装のクロスの性能はどういったものにするのか
共通していえるのは、多くの住宅で使われているものを選ぶことで、業者の仕入れ単価も低くなり、最終的に必要になるコストも抑えることができるでしょう。
ローコスト住宅のメリット・デメリット
次は、ローコスト住宅(1000万円台の注文住宅)のメリットとデメリットをご紹介します。メリット
まずは、メリットからみていきましょう。(1)費用負担の低さ
大きなメリットは、費用負担の低さです。自己資金だけで購入することも可能である金額です。住宅ローンを利用したとしても、1/2や1/3の自己資金となるので、返済がかなり楽になります。もし、資金に余裕があれば住宅の外観である外構に予算を使って、暮らしを豊かにすることもできるでしょう。
(2)シンプルな暮らしやすさ
複雑なデザインや間取りは、最初はうれしいかもしれませんが、暮らし続けると「やっぱりシンプルなのがいいな」という方もいらっしゃいます。シンプルなデザイン、間取り、設備を基本とするので暮らしもシンプルになっていきます。無駄がなく、使い勝手の良い空間になりやすく、何といっても長く暮らしても飽きが来ないのもメリットです。
デメリット
メリットがあればデメリットもあります。合わせてみておきましょう。(1)間取りの柔軟性が低い
間取りなどの自由度が高い注文住宅は、費用の関係で柔軟性が低くなります。ただ、間取りに関してはシンプルにすることで暮らしやすくなるケースが多いので、あまりデメリットとして捉えてもらいたくないのが正直な気持ちです。
設計のとき、どういった暮らしをしたいのかが明確になっていれば、シンプルな間取りでも十分に快適な生活を送ることができます。
(2)設備の柔軟性が低い
費用の関係で設備を選択するとき柔軟性が低くなります。性能と費用のバランスを考えて選択する必要がありますので、人によっては「期待のものではないけれど」という気持ちが残ってしまうこともあります。(3)住宅の性能に注意が必要
換気や断熱、耐震などの性能が費用によって犠牲になることも考えられます。これはどの性能を優先するのかで変わってきます。ただし、次の3つはコストを低くできないところでもあります。
- 換気性能
- 断熱性能
- 耐震性能
(4)業者によってはアフターサポートが手薄
アフターサポートについては、業者によって変わってくるので、施主となる方がハウスメーカーや工務店に依頼するとき、業者に少ししつこいくらい確認しておきましょう。また、口約束ではなく書面でアフターサポートの内容を残しておくと安心です。
日本住宅ツーバイの場合は、1000万円台のローコスト住宅だとしても、きちんとアフターサポートをさせていただきますのでご安心ください。
知っておきたい注文住宅に必要なお金の内訳
注文住宅を購入する場合に必要なお金の内訳を知っておきましょう。(1)土地購入費用
建物の費用より前に必要なのが、土地購入費用です。土地購入のときには手付金、手数料なども必要になります。意外に細かな費用が複数回に渡って必要になりますので、少し多めに考えておきましょう。
(2)建築費用
家の建築費です。この費用は依頼した業者によって払うタイミングが変わってくるので、契約時に確認しておきましょう。また、不動産の登記に関する手続きも必要になりますし、手続き時には手数料や印紙、住民票や印鑑証明書などの取得も必要になります。ここでも細かな費用が必要になるので、少し多めに考えておくのが得策です。
(3)諸経費
- 印紙税
- 登記費用
- 仲介手数料
- 固定資産税
- 不動産取得税 など
こういった諸経費が必要になります。
また、住宅ローンを利用するなら、次のような経費が必要になります。
- 融資手数料
- 保証料
- 火災保険
- 地震保険
- 団体信用生命保険
そして、不動産に関する役所への申請手続きを代行してもらうなら、代行手数料も必要になるケースがほとんどです。
(4)金利
住宅ローンを利用する場合、金利についても忘れてはいけません。長期的にはローンの借り換えなどを利用することで金利を下げることも可能です。(5)外構工事費用
住宅の外観を決める外構工事費用も考えておきましょう。外構工事費用も含めて1000万円台なのか、外構工事費用は別なのかで住宅へ使える費用配分が変わってきます。(6)解体工事費用
中古住宅や空き家が残っている土地に注文住宅を建築するなら、解体工事費用が必要になります。(7)引っ越し費用
そして忘れがちなのが、新居への引っ越し費用です。荷物の量や家族構成によって変化するので、注意しておきましょう。このように注文住宅を購入する場合は、住宅費用以外にもお金がかかってきます。実際に動き始める前に、金利や税金なども含めて資金計画がわかっていると安心感が全く違います。金利など計算しづらいことや税金のようにわかりづらいこともあるので、住宅購入を検討し始めたときには、一緒にファイナンシャルプランナーなどお金のプロに相談することもオススメです。
注文住宅の依頼先チェックポイント
1000万円台のローコスト住宅をハウスメーカーや工務店に依頼する場合、日本住宅ツーバイとしての経験からだと、アフターサポート体制が大事なポイントになってくると考えています。「契約までは親身になってくれていた。でも、契約すると対応や反応が薄い。」
良く聞く話ではありますが、自分自身が同じことを経験してしまったら、先々不安になりますよね。
もし営業担当者が変わった場合は、聞きづらいことかもしれませんが、注文住宅という大きな買い物をしますし、施工業者とは長い付き合いになります。
- どういう対応になるのか
- 後任の対応がこれまでと違っていた場合、担当者の変更を申し出ることはできるのか
- 会社としてどのような対応を考えているのか
ローコスト住宅の間取り例
日本住宅ツーバイで設計したローコスト住宅の間取りをいくつかご紹介します。1000万円台の予算の方は日本住宅ツーバイへどうぞ!
注文住宅は1000万円台でも手に入れることは可能です。今回ご紹介したようにシンプルな住宅を心がけていただければ、あなたの理想のお家にできるでしょう。もし1000万円台のローコスト住宅を検討していて、相談できるところがお近くにない場合は、遠慮なく私たち日本住宅ツーバイ株式会社へお問い合わせください。
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