注文住宅が建売住宅よりも高い理由とは?コストダウンのポイント 2021.3.21
住宅購入者を悩ませるのは「注文住宅がほしいけれど予算とコストが見合わない」というケース。そこで今回は注文住宅が建売住宅よりも高い理由や、注文住宅もコストダウンできるポイントをご紹介していきます。
目次
注文住宅が高いといわれる理由
一般論として「注文住宅は建売住宅よりも高い」といわれています。まずはその理由からお話していきます。理由1.間取り
宅を手に入れ、長く快適に家族が一緒に暮らすためには、家族の価値観やライフスタイル、家族構成に合わせた間取りが大切です。注文住宅だと、施主様を含めてゼロから住宅設計を行うので、あなたのご家族に適した間取りをプランニングすることができます。自由に間取りを決められるので、次のようなことも可能になります。
- 二階にもトイレがほしい
- お気に入りの方角にリビングがほしい
- 玄関へ入ったところに手洗いがほしい
- テレワーク用の書斎がほしい
- キッチンの近くに収納庫がほしい
理由2.設備
快適な暮らしに欠かせないのが、浴槽、トイレ、キッチンといった設備です。注文住宅の場合だと、設備も比較的自由に選ぶことができます。ご家族の気に入ったメーカーのものを選ぶことも可能ですし、好みのデザインを選ぶこともできます。
特に浴槽(浴室)やトイレ、キッチンは毎日使う部分なので、お気に入りの設備だと気分も上がります。
一日のスタートを切る場所でもあるので、気分良く楽しく過ごせる空間を手に入れることもできるでしょう。
理由3.建材
注文住宅は、建材選びにもこだわることができます。最低限の安全基準は必ず満たす必要があるので、建築の専門家と相談しながら選ぶことになりますが、自分たちの好みの建材を重視することが可能です。例えば、「無垢材で建築したい」という要望を叶えることができたり、「できるだけ金具を使わずに木材だけで建築したい」という要望を叶えることができたりするでしょう。
理由4.外観
家族のイメージにもつながるのが、住宅の外観です。注文住宅ですと、お家の外観もゼロからプランニングするので、外から見た住宅の姿もあなたの好みに仕上げることができます。- どこかで見たような(似たような)外観は遠慮したい
- 理想の外観があるので取り入れたい
- 夢だった形の家に住みたい など
理由5.内装
家の中の内装も自由に選べます。色や柄、素材などを選ぶことができますので、かなり自由度が高い状態で暮らしの空間を作り上げることができます。あなたのセンスを表現することもできます。
建売住宅が安いといわれる理由
続いて、「注文住宅よりも建売住宅が安い」といわれる理由をお話します。理由1.セット商品
一般的には建売住宅の方が注文住宅よりも安い傾向にあります。その理由の一番目は、建売住宅の販売方法にあります。建売住宅は一般的に、土地+建物がセットになって売られています。そのため、建築する側としては、似た形状をした土地に規格された家を建てることができるので、建築コストを抑えることができるのです。
建築コストが下がるということは、必然的に販売価格も下がるので、ひとつずつ設計し作っていく注文住宅よりもコストは安くなる傾向にあります。
理由2.まとめて建築できる
先ほども少し触れましたが、複数の棟を同時に建築できることはコスト削減につながります。材料の調達や人件費なども、ギュッと圧縮することができますので、コストへ還元することができます。
理由3.外観の統一
建売住宅の場合、外観も似たような建て方になります。これを地域の統一感と捉えるならメリットになります。反対に「みんな同じはちょっと」と捉えるならデメリットになります。ただし、外観を統一した建て方はコストを下げるのに役立ちます。そのため、建売のほとんどは同じような外観になっています。
理由4.建材や設備の選択
建売住宅の場合は、建材や設備のグレードを選ぶことがほとんどできません。これは材料費や設備費のコストダウンに役立っています。建材や設備の自由度を低くすることで、工業製品のように規格に沿った住宅を作ることができるため、コストダウンを行いやすくなり、建築コストのダウンが販売価格の低下に影響しています。
注文住宅で必要な費用とは
建売住宅を購入される場合、費用に関してはシンプルです。というのも、土地と住宅が既にセットで販売されているため、難しいことは考えなくてもいいからです。しかし、注文住宅を購入するとなると、予め知っておきたい費用があります。建売住宅とは少し異なるので、前もって理解しておきましょう。
(1)土地購入費用
注文住宅は住宅を購入する(建築の契約をする)前に、家を建てる土地を購入しなければいけません。そのため、住宅建築費用の前に土地購入費用が必要になります。(2)建築費用
土地購入費用の次に大きな費用として必要になるのが、建築費用です。依頼先の会社によって支払うタイミングは変わってきますが、一般的に工事契約が結ばれてから契約金、着工金、建築費の残金を支払っていきます。資金計画をしっかり立てよう
土地購入費用、建築費用、どちらも数百万円の話ではありません。すべてキャッシュで支払うことができるなら問題はないですが、注文住宅の場合は住宅ローンを利用するケースも多いです。住宅ローンを利用するとなると、金融機関にローンの相談をすることになりますが、注文住宅を具体的に検討されるタイミングで、資金計画をしっかり立てておきましょう。
- 毎月の返済がスムーズにできる限度額
- これから予測できるライフイベント
- 10年後必要になる修繕費の積み立て
- 頭金はどうするのか
- 予算はいくらくらいにするのか など
自分自身で計画するのは難しいという場合は、フィナンシャルプランナーや銀行の融資窓口に相談するという方法もあります。
知っておきたいコストダウンのポイント
ここまで注文住宅と建売住宅のコストの違いをご紹介してきました。注文住宅は建売住宅よりコストが高くつきやすいですが、なるべく注文住宅のコストを抑える方法はあります。ここでは、注文住宅にかかるコストを少しでもダウンするポイントをご紹介します。
ただ留意していただきたいのが、あくまでコストダウンであって、値引きではないということです。
(1)諸経費
様々な諸経費が必要になります。例えば、設計料や仲介手数料、住宅ローンの利息、不動産登記を司法書士へ依頼した場合の登記費用など、自分たちでは難しい手続きは専門家へ経費を払って代行してもらうのがオススメです。しかし、コストダウンを狙うのであれば、例えば、不動産登記などは、時間があれば自分たちで行うことも可能です。
また、住宅ローンの利息に関しては、世の中の状況を注視しておくことで「借り換え」などを上手に活用すれば、利息の支払額を下げることも可能です。
(2)住宅の構造
外観や間取りをシンプルにすることで、コストダウンが見込めます。ポイントは、四角にすることです。また、壁を少なくすることでコストダウンが見込めます。さらに水回りをまとめることでコストダウンしやすくなります。
室内のドアや扉などは既製品を使うことで、コストダウンできるでしょう。
(3)こだわりポイントの整理
どうしてもこだわりたいポイントがあると思います。でも、こだわらなくてもいいポイントもあるはずです。どこをどうこだわりたいのかについて、整理して明確にしておきましょう。
こだわりたいところはコストをかける。こだわらなくても良いところは既製品を利用してコストダウン。
「あれもこれも」ではなく「ここはこだわりたい」を見つけることで、注文住宅もコストダウンしやすくなります。
コストダウンを狙って注文住宅を手に入れよう
今回は、注文住宅が建売住宅よりも高い理由とコストダウンのポイントをご紹介しました。誰もが住宅購入を検討するときコストは気になります。「少しでも安く購入したい」と考えるのは、当たり前のことです。
今回お話しましたように、注文住宅でもコストダウンのポイントを整理すれば、建売住宅のコストへ近づける可能性があります。
どちらにしようか迷われた場合は、注文住宅を専門に建築している会社へ相談してみてください。最初にご予算をお伝えいただけますと、よりピッタリなプランをご提案できます。
日本住宅ツーバイではいつでもご相談を受け付けています。注文住宅か建売住宅で迷われている方は、一度日本住宅ツーバイにご連絡ください!
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