注文住宅はめんどくさい?少しでも家づくりを楽にする方法とは 2021.4.21
ネットで検索してみたり、注文住宅で家を建てた友人や知人に「注文住宅はめんどうだよ」という話を見たり聞いたりして、「やっぱり注文住宅で家を建てるのは辞めておこうか」と気持ちが揺らいでしまっている方もいることでしょう。
そこで今回は、注文住宅で家を建てることはめんどうなのかどうか、そして少しでも楽に理想の家を手に入れるにはどうすればいいのか、数多くの注文住宅を建ててきた日本住宅ツーバイの経験と実績から、ポイントをご紹介していきます。
目次
注文住宅はめんどくさいといわれる理由
「注文住宅はめんどくさい」といわれるには、いくつか理由があります。「注文住宅でマイホームを検討したいけど、めんどうになっちゃうのか不安だな」という方も、現時点で「めんどうだな」と感じている方も、どういった理由で「めんどう」と感じているのかを整理していきましょう。
(1)決めることが多すぎる
注文住宅の場合、すべてをゼロから設計することができます。そのため、施主様のこだわりを家に反映することができますが、そのメリットには細かく決めることが多いというデメリットもあります。決めることが多い場面は、主に住宅展示場やショールームの見学後とプランニングの2つです。
■住宅展示場やショールームの見学後
住宅展示場を見て回ったり、どんな設備にしようかとショールームへ足を運んだりしているときは最高に楽しかったが、見学する期間が終わって、- 具体的にプランニングを進めないといけない
- 今住んでいるマンションの査定も進めないといけない
- 今住んでいる賃貸住宅の契約解除も考えないといけない
- 引っ越しはどうするの?
- 子どもが転校する必要があるなら準備をしないと
さらに、具体的に注文住宅の話を進めてみたとしても、何らかの原因で住宅ローンの審査に落ちれば、すべてが白紙に戻ってしまい、いろいろやったことが水の泡となり「めんどうくさいなぁ~」ってなるかもしれません。
■プランニング
一歩進んで注文住宅のプランニングに入ったとしても、次のめんどくさいが待っている場合もあります。それは、窓の位置や形、ドアの色、壁の色など、細かく考えることです。
住宅に強いこだわりを持っている方は「楽しい!」と感じても、そんなに強いこだわりを持っていない方の場合は「めんどう」になるようです。
2時間、3時間ほどかかる打ち合わせが疲れるという方もいらっしゃいます。
(2)やり直したい箇所が出てきて後悔
プランニングで考えたのに、後からやり直したい箇所が出てきて後悔すると、「あの時間は何だったんだろう」と思え、そこから先に決めないといけないことが「めんどう」に感じることもあります。(3)自分とセンスが合わないのでつらい
外装や内装などはインテリアコーディネーターと一緒に進めることもありますが、任せる方もいらっしゃいます。ただ、インテリアコーディネーターとうまくいく場合と、自分とセンスが合わなかったり、自分のこだわりがうまく伝わらず、インテリアコーディネーターから話を聞くのも「めんどう」に感じる方もいらっしゃいます。本当に注文住宅はめんどくさいのか
注文住宅で家を建てる際に「めんどくさい」と感じる理由をいくつかみてきましたが、こうした「めんどう」は本当に誰もが感じていることなのでしょうか?(1)自由度の高さをプラスへ変える
先ほどの話にも出てきましたが、注文住宅は「ほぼすべて」を自分で決めることができます。床の材質や色、壁のクロス、外観、屋根、外構など、1つ1つ決められるため、決め始めると「もっと良くしたい」という気持ちが強くなり、今思い描いておられるよりも「めんどう」という感覚は少なくなるはずです。
(2)交流次第で変化する
おそらく、私たち注文住宅を専門に提供している業者からみると、めんどうと感じられた方は、業者との交流がうまくいかなかったのではないでしょうか。というのも、業者との交流がスムーズに進むと、決めることが明確になり、あれこれ迷うようなことも減っていきます。
ご自身の理想を実現するために、業者からのアドバイスを参考にできれば、選べるものも限られてきます。
あなたとセンスや会話のテンポ、暮らしへの価値観が近い業者とお付き合いされることで、「注文住宅はめんどう」というマイナス要素は激減すると考えています。
(3)自分たちの理想が形となり、世界で一つの家になる
ご家族によって理想の形があります。その理想を具体的な形にする方法が注文住宅だといえます。仮に注文住宅がめんどうだったとしても、その先には「世界で一つだけの家」が待っています。
この特別感は、他のことで得ることはできないでしょう。
めんどうに感じるポイントを知って楽にする方法
注文住宅でめんどうに感じる理由をご紹介してきましたが、対策方法を理解しておくことで注文住宅の購入を楽に進めることができるでしょう。(1)登記などは専門家へ依頼
住宅を購入するときは、様々な手続きが必要になります。時間のある方ならご自身でできることも多いですが、そうでないのなら「あちこちと役所へ行くなんてめんどくさいな」と感じる前に、専門家へ手続きの代行をお願いしましょう。これだけでも、慣れないことをする負担が軽減できます。
(2)工務店探しはまず資料請求から
工務店選びもめんどうなことの一つかもしれません。そんな場合は、まずは資料請求から始めましょう。今なら多くの工務店はホームページを持っているので、問い合わせや相談から依頼することができます。あなたは自宅にいながら、複数の工務店の情報を集めて検討することができます。
(3)細かく決めるのが苦手なら規格を使うor建売住宅に切り替える
「注文住宅を持ちたい!でも、細かく決めるのは苦手。」といった方は、規格をうまく活用しましょう。規格とは、プロの設計士によって作られた間取りやデザインのことを指します。ある程度決められた規格をベースに考えながら、オプションで追加したりすることで、細かく決める箇所を減らしつつ自分のこだわりを取り入れることも可能です。
ただ、どの工務店も規格されたデザインや間取りを取り扱っているわけではないので注意しましょう。
また、建売住宅に切り替えるという手もあります。住宅の場合は、すでに仕様が決まっていますが、自分のこだわりたいポイントが組み込まれた物件に出会える可能性も十分にあります。
(4)予算計画を第一に考える
注文住宅はいくらでもこだわることができますが、こだわる分だけ発生するコストは膨らんでいきます。そこで、こだわりに制限を掛ける意味からも、予算計画を一番に考えてみましょう。最初に使える費用限度を決めておくことで、業者と相談するときも“こだわる部分”と“そうでない部分”を線引きしながら決めていくことができます。
こだわる部分だけご自身で考え、そうでない部分は工務店の提案を待つ、という姿勢で少しは楽になるでしょう。
(5)引き算で考えよう
いろいろ決めることが多いというケースでは、足し算で住宅を考えてしまっていることがあります。足し算で考え出すと際限なくこだわれるため、いくらでも決めることが増えてしまいます。そこでおすすめなのが「引き算」で考えることです。
予算内であれば大きな問題はないかもしれませんが、予算が決まっている場合は特に引き算で考えることがおすすめです。
例えば和室を必要とするかしないかを決めなければいけないとします。その際、とりあえず和室を作るという足し算ではなく、「もし和室があったとしたら使用用途は何だろう?友人や家族が来たときの対応スペース?ゲストの宿泊用スペース?でもそもそも今まで家に人を呼ぶことがないから和室は必要ないな」といった引き算で必要か不要かを検討してみましょう。
他にも色や柄や設備を増やすのではなく減らしてみてほしいのです。増やすから決めることが多くなるのなら、減らせば決めることも少なくなるでしょう。
(6)外装や内装のデザインは事例などから参考資料を集める
「ゼロからデザインを考える」「自分の好みを教えてほしい」といきなりいわれても難しいですよね。言葉でうまく表現できないと、工務店やインテリアコーディネーターに伝わらずストレスを感じるかもしれません。そんなときは、各工務店やハウスメーカーが公開している施工事例などから、自分が好感を持てるものがあるかどうか検索をしてみましょう。画像を参考資料として集めることで、自分の隠れたこだわりが見つかり、明確化するかもしれません。
例えば、「洗面台は何でもいいのに考えるのがめんどうだった。でも造作洗面台の施工事例をみていたら、ブルー系のタイルをあしらった造作洗面台がいいなと思い始めて、イメージが形になってきた」というケースもあります。
日本住宅ツーバイでも、Instagramで施工事例を数多く掲載しています。今「デザインの案がなかなかなくて困っている」「どういった内装にすればいいのかわからず、めんどうになっている」と悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
注文住宅でも建売住宅でもめんどうになるのは依頼先次第
注文住宅でも建売住宅でも、「めんどう」に感じるのは依頼先となる工務店次第だと考えています。確かに先ほどご紹介したように、建売住宅は決める部分がほとんどありませんので「楽」かもしれません。しかし依頼先担当者と価値観やスピード感が合わなければ、どちらにせよイライラは募っていくでしょう。そうすると楽しくなくなり、結局「めんどう」という感情が芽生えるかもしれません。
反対に、決めることが多い注文住宅であっても、依頼先との価値観やスピード感が近いのなら、ストレスを減らすことが可能です。また、価値観が近いと打ち合わせも楽しい時間になります。
上手にめんどうを避けて注文住宅で理想の家を手に入れよう!
注文住宅は決めることが多いので「めんどくさい」という印象をお持ちかもしれません。建売住宅よりも手間が掛かることは間違いありません。しかし、その手間によって世界で一つしかない住宅を手に入れられることも事実です。
打ち合わせをする時間もなく、決めることが苦手で、住宅に強いこだわりをお持ちではない方は建売住宅がおすすめです。でも、あなたが理想とする住宅を手に入れたいという思いがあるのなら、少しの手間は必要ですが注文住宅を検討されてみてはいかがでしょうか。
日本住宅ツーバイではいつでも注文住宅に関する相談を受け付けています!気軽にお問い合わせください。
ARCHIVE
- 2024年9月 (1)
- 2024年8月 (1)
- 2024年4月 (2)
- 2024年1月 (1)
- 2023年12月 (1)
- 2023年11月 (1)
- 2023年8月 (1)
- 2023年7月 (5)
- 2023年6月 (6)
- 2023年5月 (1)
- 2023年4月 (6)
- 2023年3月 (3)
- 2023年2月 (2)
- 2023年1月 (4)
- 2022年12月 (4)
- 2022年11月 (1)
- 2022年10月 (1)
- 2022年8月 (1)
- 2022年7月 (1)
- 2022年6月 (3)
- 2022年5月 (2)
- 2022年4月 (4)
- 2021年12月 (2)
- 2021年11月 (1)
- 2021年10月 (2)
- 2021年9月 (1)
- 2021年8月 (2)
- 2021年7月 (6)
- 2021年6月 (6)
- 2021年5月 (2)
- 2021年4月 (8)
- 2021年3月 (3)
- 2021年2月 (4)
- 2021年1月 (7)
- 2020年12月 (5)
- 2020年11月 (5)
- 2020年10月 (3)
- 2020年8月 (1)
- 2020年7月 (2)
- 2020年2月 (1)
- 2020年1月 (1)
- 2019年12月 (1)
- 2019年7月 (1)
- 2019年4月 (1)
- 2018年7月 (1)
- 2018年2月 (1)
- 2018年1月 (1)
- 2017年12月 (1)
- 2017年10月 (1)
- 2017年7月 (1)
- 2017年5月 (1)
- 2017年4月 (1)
- 2017年3月 (1)
- 2017年2月 (1)
- 2017年1月 (2)
- 2016年12月 (3)
- 2016年11月 (1)
- 2016年10月 (1)