【コツ8選】注文住宅の打ち合わせのポイント&注意点をご紹介 2021.7.29
「打ち合わせが必要」ということを頭でわかっていても、実際に打ち合わせをするとなると、「どのような点に注意して進めればいいのか」「どのような打ち合わせをすればいいのかわからない」といった悩みも出てくるでしょう。
そこで今回は、注文住宅を専門で扱う日本住宅ツーバイ株式会社が、“理想の家を手に入れるための打ち合わせのコツ”について、過去の実績からまとめてみました。
これから注文住宅の打ち合わせが始まる方は、是非参考にしてみてください。
目次
注文住宅には打ち合わせが大切です!
注文住宅で建てた家は、施主様を含めたご家族の希望や理想、アイデアを取り入れた、世界でひとつだけの住宅です。そして住宅を作る会社は、施主様を含めたご家族の希望を“形”にするのが仕事です。
お互いが同じ価値観で同じ理想を持っていたとすると、打ち合わせは必要ありません。「こんな感じでお願いします」といえば、「はい、わかりました」で終わります。
しかし、施主様と住宅を作る会社が、同じ価値観や同じ理想を持っていることはゼロに近いといえます。確かに近い価値観をお持ちの場合はありますが、何も言わなくても伝わっているということはありません。
仮に施主様が「こんな感じでお願いします」と相談し、「わかりました」だけで終わったとすると、完成した家は建売住宅と何ら変わらないものが出来上がっている可能性があります。
理想の住宅を作るためには、両者のギャップを埋めていく打ち合わせが最も重要なことだといえます。
打ち合わせで失敗しないための心構え
家づくりの打ち合わせで失敗しないためには、次の心構えを覚えておいてください。(1)要望はしっかり伝える
施主様の理想の形は、黙っていたら工務店側に伝わりません。自分たちの要望はしっかり言葉にして伝えるようにしてください。(2)共同体である
注文住宅の場合、施主様と住宅会社は共同体であると考えてください。どちらかの意見だけを押し通していては、良い住宅は生まれません。しかし、任せきりも良くありません。お互いの立場や役割、経験や技術を尊重した人間関係を築くようにしましょう。
(3)上手に利用する
打ち合わせには時間を使います。時間はお金とは違い、取り戻すことはできません。そのため、1回1回の打ち合わせを意味のある内容にすることが大切です。
家づくりのキーポイント「打ち合わせ」のコツはこれ!
上手な打ち合わせをするためには、コツがあります。今回は8つのコツをご紹介します。(1)要望のリスト化
外観や間取りの提案が工務店から届いたら、「こうしてほしい」という要望をリスト化していきましょう。- 外観や内装のイメージ
- キッチン・玄関などのこだわりたい場所
- 間取り
- 動線 など
要望をリスト化しておくと、工務店側に伝えるときに話がごちゃごちゃになりづらいです。
特にリスト化するときに大切なのは、要望の意図です。どうしてそうしたいのかを伝えることで、技術的に難しい場合でも代替え案を提案してもらいやすくなります。
(2)事前準備
要望をリスト化したものを、打ち合わせ前に業者の担当者へ共有しておきましょう。今ならリストをスマホで撮って送ることも簡単です。事前準備として要望を伝えておくと、設計士も担当者も回答を用意できますので、打ち合わせが大変スムーズに進みます。
打ち合わせが週末の場合は、月曜日には連絡しておきましょう。営業日で5日前くらいの余裕があると、設計士も担当者も社内で打ち合わせをして回答しやすくなります。
(3)テーマ
打ち合わせをするときですが、「今日は何を決めるのか」というテーマを明確にしておきましょう。本来決めるはずだったこととは別の話になってしまい、結論が出ずに時間だけ使ってしまうということもあります。
必ずしもテーマだけで打ち合わせが進むとか終わるということはありませんが、お互いの目標を共有しておくことが大切です。
(4)相手の話を聞く
施主様の要望を工務店側に伝えることも大切ですが、相手(工務店側)の話を聞くことも大切です。相手の話を聞くということは、相手に話をしてもらう必要があります。そのためには、施主様が質問をする立場を取ることが重要です。質問するときは、より具体的にしておきましょう。
例えば、「これってどうですかね〜」という質問には、「そうですね〜」しか返ってきません。「AとBの違いは何ですか?」といった具体性がある質問なら、明確な答えが返ってきます。
(5)意見を聞いてみる
工務店の意見を聞いてみましょう。そして答えが、施主様の理想とは違っていてもいったんは受け取ってください。というのも、工務店の意見はこれまでの経験の積み重ねだからです。こうした貴重な情報を活用しないのはもったいないです。
メリットばかりに目がいってしまいがちですが、工務店が伝えるデメリットを知らないまま選んでしまうと、後悔する原因にもなりかねません。
(6)イメージは視覚を使う
言葉で伝えるのが基本ですが、色や質感、デザインなどを言葉で伝えるのは難しいものです。また、言葉を駆使して伝えたとしても、言葉の定義が相手と違っていれば受け取られ方も変わってきます。この結果が、完成してから「ちょっと違う」ということにつながります。
そこで、後悔しないためにも言葉で伝えづらいことは画像やイラストを使って視覚的に伝えましょう。
スマートフォンで撮影した画像やインターネットで見た画像、身近に画像はいっぱいあり、簡単に撮影することもできます。
今はInstagramやPinterestといった画像中心のSNSにも、施工事例を掲載しているアカウントも数多くあるので、上手に活用していきましょう。
(7)じっくりと慌てない
「打ち合わせを1回だけで終わらせたい」という方がいらっしゃいます。しかし、1回の打ち合わせだけでは、細かな仕様をじっくり吟味して決めることは難しくなります。理想的な打ち合わせは、1回で終わらせるのではなく数回に分けることです。打ち合わせが一段落すれば、持ち帰ってもう一度考えるくらいの時間を用意しておきましょう。
(8)記録する
打ち合わせで大切なのが、打ち合わせ内容の記録です。録音でも構いませんし動画でも構いません。今ならスマートフォンひとつで簡単に録音することができます。
こうした記録は、お互いの「言った言わない」問題を回避するために重要です。
しかし、記録するときは、必ず相手の許可を取った上で行うのがマナーです。
打ち合わせのタイミング
最後に、家ができるまでに打ち合わせがどのタイミングで発生するのか、みていきます。(1)設計前~施工
最も時間のかかるときです。少なくとも10回は打ち合わせをすることになります。(2)建築中
進捗や変更点の有無を確認するための打ち合わせを行います。2〜5回くらいが一般的です。(3)引き渡し
最終確認のため、お引き渡し時にお打ち合わせすることが多いです。1回〜2回程度が一般的です。それぞれのタイミングをみていただくとわかりますが、設計前〜施工のタイミングでの打ち合わせは回数が多く、施主様の負担が増えるときです。
楽しみな注文住宅ですが、この期間は嫌いという方もいらっしゃいます。しかし、ここでどれだけ内容のある打ち合わせができるのかで、完成したときの喜びが大きく変わります。
じっくり腰を落ち着けて行ってください。きっと、その苦労は理想の住宅になって返ってきます。
打ち合わせを繰り返して、理想の注文住宅を手に入れよう
注文住宅では打ち合わせが必要です。打ち合わせの内容によっては、良い住宅にもなれば、建売住宅と変わらない家になってしまうこともあります。必ず施主様の納得がいくまで打ち合わせをしてください。工務店のことを心配して妥協する必要はありません。
といっても、常に打ち合わせを施主様がリードするということではありません。日本住宅ツーバイでは、営業や設計士、インテリアコーディネーターが全力で施主様の家づくりをサポートします!
家づくり(注文住宅)をお悩みの方、是非日本住宅ツーバイまでご相談ください!
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