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家の外構対策とは?注文住宅で失敗しないポイントを紹介! 2021.4.24

住み始めてから感じることの多い「外構の失敗」。家づくりのときは、家の中にこだわることが増えてしまい、家の外に関しては「そんな感じで」ということが多いようです。

しかし、外構にもこだわりを決めておかないと、実際に生活を始めてから不便さを感じることになります。そして困ったことに外構の悩みは毎日の生活に影響しやすく、簡単に改善することが難しい部分でもあります。

そこで今回は、外構で後悔しないためのポイントをご紹介します。




家の外構で失敗が多いタイミング

家の外構で失敗が多いタイミング。それは新築のときです。

これは注文住宅でもセミオーダー住宅でも同じです。家づくりのとき、どうしても家の外観や室内に関して打ち合わせをすることが多いため、外構まで気が回らないという方も多いようです。

また、業者にもよりますが、外構までを含めたトータルでの家づくりを提案できるところが少ないという原因もあるでしょう。

こういった理由によって、外構については後回しになり、いよいよ外構の打ち合わせに入ったときには、少し疲れてしまい「そんな感じでいいですよ〜」という決め方になってしまうことが多いようです。


知っておきたい外構の種類

外構で失敗しないためには、まずどのような種類の外構があるのか理解しておきましょう。

外構の種類によって、家全体の雰囲気が大きく変わり、住宅の雰囲気に合う外構デザインと、そうでないデザインも分かります。また、種類によって外構費用も変化します。


オープン外構

最近採用されることが増えたのが、オープン外構と呼ばれるタイプです。

オープン外構とは言葉から印象が伝わってくるとおり、道路と敷地の境界部分に塀やフェンスなど、区切りを表すものがない外構です。

道路から家全体が見渡せるため、開放感が高くなります。また、塀やフェンスによって日当たりが遮られることもないため、室内に光を取り入れやすい外構ともいえます。


■メリット
  • 塀やフェンスがないので日当たりがいい
  • 開放感が高い
  • 風通しもいい
  • 建物の外回りを最大限活用できる
  • 駐車スペースを広く取れる
  • 工事費用が少なくて済む

■デメリット
  • 道路から家が見えてしまう
  • 外からの視線が気になる
  • 境界が明確ではないため、敷地に人が入ってくる可能性がある
  • 道路への飛び出しが起こりやすい


クローズ外構

昔から日本住宅に多い外構が、クローズ外構です。

境界部分に塀やフェンスで家を囲むことで、プライバシーを確保するタイプです。そのため、庭で過ごす時間を楽しみたい方にはおすすめのタイプです。


■メリット
  • プライバシーを確保しやすい
  • 外からの視線が気にならない
  • 境界が明確なので侵入されにくい
  • 重厚な雰囲気が漂う
  • 道路への飛び出しを防ぎやすい


■デメリット
  • 塀やフェンスの背が高すぎると圧迫感が出る
  • 外構費用が高くなる傾向にある


セミクローズ外構

オープン外構とクローズ外構の良いとこ取りをしたのが、セミクローズ外構です。

基本的にはオープン外構なのですが、敷地の一部に塀やフェンスを設置し、見せる場所と隠したい場所をコントロールできる特性があります。


■メリット
  • 境界が明確になるので安心
  • 程よい開放感
  • プライバシーの確保もできる
  • デザインによって個性を出しやすい
  • クローズ外構よりもコストは低くなる

■デメリット
  • オープン外構よりコストが高めになる


失敗しない対策ポイント

では、外構で失敗しない対策ポイントをみていきましょう。


ポイント1.ゾーニング

外構を決めるとき重要になるのが、ゾーニングと呼ばれる外構の基本計画です。

「どこに何があれば便利なのか」「どこにあれば使えるのか」ゾーニングによって優先順位をイメージしやすくなります。

外構で取り入れたい内容を洗い出したら、次は基本計画を立てましょう。ここを省くと、バランスの良い外構になりにくく、後悔する可能性が高くなります。


ポイント2.防犯

外構で失敗しない対策ポイントの2つ目は「防犯」です。

いくら便利な外構デザインでも、防犯やプライバシー保護が難しいのであれば、安心して暮らすことができません。

ポイント3.機能性

外構における機能性とは、駐車スペースや遊び場がどのように使えるのかということです。

いくら広いスペースを用意できたとしても、車が出し入れしづらい角度なら機能性が低下します。また、遊び場から道路へ飛び出してしまいやすいレイアウトだと、子どもがいる家庭では危険な状態になってしまいます。


ポイント4.動線

生活で使う外構では、ライフスタイルに合わせた動線を考慮しましょう。

「玄関アプローチから玄関までの動き」「車を出し入れする動き」など、使いやすくて安全な動線を検討することが大切です。


ポイント5.審美性

外構は家に帰ってきて最初に見るところでもあります。美しく心地よいと感じられる外構にしましょう。

また、ご近所からの「見られ方」も少し意識することで、あなたのご家族らしさを表現できます。


具体的な対策ポイント

ここからは、具体的な対策ポイントについてお話します。


(1)駐車スペース

外構の失敗で多いといわれるのが、駐車スペースに関することです。

「実際に使うと狭かった」「車を出しづらかった」「道路へ車を出すのに一度ハンドルを切り返さないといけなかった」といった失敗も多いです。

駐車スペースを決めるときには、少し余裕のある空間を確保しておきましょう。あまりギリギリのスペースにすると、カーポートなどを設置したら柱の分が狭くなり、車の出し入れが難しくなることもあります。

(2)駐輪スペース

忘れがちな外構のトップといっても良いでしょう。自転車を利用される家族がいるなら、駐車スペースと一緒に検討しておきたい外構です。

玄関周辺に自転車を並べると、どうしても生活感が出てしまいます。おしゃれなお家を期待されているなら、かならず駐輪スペースを作っておきましょう。

(3)ウッドデッキ

「ウッドデッキを作ったけど使っていない」そんな方もいるようです。

もしウッドデッキを外構のアイテムとして取り入れるなら、どれくらいの頻度で使うのかを十分に検討しておきましょう。間違っても勢いだけで設置を決めてはいけません。

(4)屋外水道

あると便利なのが屋外の水道です。ガーデニングでも洗車でも使えます。

設置位置に関しては、可能なら駐車スペースの近くにあると便利です。

(5)屋外コンセント

必ず付けておいていただきたいのが屋外コンセント。

駐車スペースや、玄関付近になると便利です。外構を設計するときに決めておかないと、後から電気工事がしづらいこともあります。

(6)照明

住んでみて気づくのが、住宅周りの夜の暗さです。

特に玄関まわりや駐車スペースは防犯からも照明を忘れずに設置しておきましょう。

(7)物置

アウトドア用品や季節によって利用するアイテムがある場合、収納するスペースも検討しておきましょう。

家のまわりには、物置を設置して有効活用できるスペースがあります。設計段階で効率よく物置を配置してもらうよう、工務店側に依頼しておきましょう。


注文住宅の家づくりでは外構も忘れずに!

家の外構は暮らしやすさに影響します。そのため、家の中を決めるのと同じように外構にも時間を使って検討し、決めていただきたいと考えています。

私たち日本住宅ツーバイ株式会社では、住宅設計から外構設計までトータルでご提案させていただいております。

これからの家づくりで、不安なことや悩みごとがある方は、是非気軽にお問い合わせください!