【間取り例付】注文住宅で憧れのビルトインガレージを!知っておきたいポイントとメリットデメリット 2020.12.15
好きなときに愛車を眺めたり、好きなタイミングでメンテナンスしてみたり、フラッと乗ってみたりと、乗り物好きな方にとってはまさに理想の空間です。
しかし、いざ注文住宅で家を建てようとしたときに、ビルトインガレージを設けようとしても「ビルトインガレージを設けることでデメリットってあるのかな?」と不安に感じる方がいるかもしれません。
ビルトインガレージを設けるとなると、家の敷地内でそれなりのスペースを取ることになるので、自身以外の家族にも理解をしてもらう必要が出てくるでしょう。
そこで今回は、注文住宅を検討されている乗り物好きなあなたへ、憧れともいえるビルトインガレージを作るときのポイントや、メリットデメリットを解説していきます。
目次
ビルトインガレージとは
ビルトインガレージとは、建物の一部として駐車スペースを設け、シャッターや扉でクローズ状態にしたガレージのことを指します。建物の一部として組み込むことで、駐車スペースを確保することができます。ビルトインガレージにスペースを使用する分、1階に設けることが多いリビングなどを2階以上に上げる必要はあります。しかし狭い土地だったとしても、しっかりと駐車スペースを確保することができます。
「車のメンテナンスを日頃から丁寧にしたいけど、所有している土地が狭い」「車だけではなくバイクも一緒に止めたい」「駐車スペースを趣味部屋にもしたい」といった、施主様の希望を叶えることができるのが、ビルトインガレージとなります。
ビルトインガレージがある間取り
ここで、日本住宅ツーバイが設計したビルトインガレージがある間取り例を、ひとつご紹介します。
注文住宅でビルトインガレージを持つメリットとは
ビルトインガレージを作ることで、次のようなメリットを感じることができるでしょう。(1)駐車場代がかからない
自宅に駐車場があるので、自宅から離れた場所へ駐車スペースを借りる必要がなくなります。- 都心部
- 都心部に近い地域
- 郊外でも駅の近い地域 など
これらの地域は、駐車場代の相場も高くなっています。また、距離的に便利な場所に駐車場が見つからず、距離がある場所までわざわざ歩いて車やバイクに乗りに行くという面倒なことにもなってしまいます。
しかし、ビルトインガレージにすると、毎月の駐車代という長期的なコストの出費をなくすことができます。また、自宅に車やバイクがあるので、雨の日に傘を差して愛車を取りに行く面倒もなくなります。
(2)いつでも愛車に触れられる
自宅に愛車が停まっているため、いつでも愛車に触れることができます。乗り物好きな方からすると、大変うれしいことではないでしょうか。仕事で遅くなったとき、仕事で忙しさがマックスのとき、一時でも頭を空っぽにできるのが、愛車とふれあうことという方もいらっしゃいますよね。そんな方にピッタリな空間となります。
(3)愛車の防犯対策
ビルトインガレージは自宅の中にあるので、愛車の防犯対策としても有効です。ガレージの入り口をシャッターで閉めてしまえば、外からは見えないので犯罪抑制にもなります。特に高級車やオートバイは、人の目に触れるとイタズラされやすい乗り物です。イタズラや盗難から愛車を守るためにも、ビルトインガレージは効果的だといえるでしょう。
(4)自分で好きなだけメンテナンスできる
ビルトインガレージの場合、天候に左右されることなく、いつでも好きなだけ愛車をメンテナンスすることができます。「雨だから来週にしよう」「雪が降っているので暖かくなってから」こうした理由で本当にやりたいことを我慢しなくても良くなります。
乗り物好きの方は、カスタムパーツを購入されることも多いと思います。そして手元にパーツが届けばすぐに取り付けてみたいものですよね。
そうしたときでも、天候に左右されず、ご近所の迷惑にならないなら時間も関係なく、好きなだけ車を触ることができるでしょう。
(5)自分の部屋からいつでも見られる
間取りを工夫することで、あなたのお部屋や家族の集まるリビングから、いつでも愛車を眺めることができます。イメージしてみてください。仕事から帰ってリラックスするとき、いつでも愛車を眺めている自分を。言葉にはできない満足感が得られると思いませんか。
(6)仲間を集めて楽しめる
車好きの仲間やオートバイ好きの仲間を集めて、ワイワイ楽しむ空間にもなります。こういったとき、愛車を囲めると話も弾みます。(7)出入り口を設ければ雨の日も濡れずに外出・帰宅できる
お出かけや出勤の際、雨が強く降っていると外に出かけるのが億劫になってきますよね。車を使用するとなっても、自宅から車に乗るまでに髪や服が濡れてしまうのは少々ストレスがかかります。ビルトインガレージと住宅を出入りできる場所を作っておけば、雨や雪に振れることなく外出・帰宅ができます。
ビルトインガレージのデメリットも知っておこう
ビルトインガレージにもデメリットがあります。先に知っておき、対策するようにしましょう。(1)音の問題
少しずつ電気で動く車やオートバイが登場していますが、まだまだ多くはガソリンで動いています。そのため、次のような音が発生します。- エンジン音
- 排気音 など
どちらもビルトイン(屋内)だと、音が反響して気になることが多いです。また、音への反応は人によって違いが大きいため、自分にとっては「いい音だなぁ~」と感じていても、家族やご近所の方にとっては迷惑になっている可能性があります。
(2)排気ガスの問題
ガソリンや軽油を使う乗り物は、エンジンを始動すると排気ガスが発生します。そのためビルトインガレージでは、排気ガスへの対策(具体的には換気)が必要になります。また、排気ガスによってガレージ内の壁が汚れることもあります。
(3)暗くなりやすい
日中でも照明を点灯しないとガレージ内は暗くなります。また、日が暮れるとガレージの外も暗くなります。そうすると、死角ができてしまい不審者の隠れ場所になってしまう可能性もあります。
防犯対策をしておかないと、こういうデメリットが出てきます。
(4)間取りに工夫が必要
車が1階、住むのは二階という場合、間取りに工夫が必要です。車が建物の中にあるので、音や排気の対策を考えた間取りにしておきたいところです。具体的には「できるだけガレージから離れたところへ寝室を作る」「ガレージに近い部分はリビングやダイニングにする」などです。
また、2階にリビングやベランダなどを設置し、採光や通風に有利となる間取りにすることもできます。
(5)コストが増えやすい
ビルトインガレージを作る場合、耐震性などに気を配る必要が出てくるためコストが増えやすいです。しかし、自宅の他に駐車場を借りて月3万円だとすると年間36万円、10年で360万円のコストが発生することになります。ビルトインガレージの費用と駐車場を借りたときの費用を比較して、ビルトインガレージを設けるかどうかを考えてみることが大切です。
注文住宅でビルトインガレージを作るときのポイント
注文住宅でビルトインガレージを作るとき、次の5つのポイントを忘れずに検討していただきたいです。(1)広さはなるべく余裕を取っておいたほうがいい
ガレージでは、壁にぶつかることや車から降りる際の狭さを感じることなく、楽に愛車が出し入れできることが大切です。愛車を最も利用される方にとって、楽になるようにしておきましょう。(2)メンテナンススペースも考えておく
ビルトインガレージを持たれる方は、愛車のメンテナンスを行う方が多いものです。車のスペースはギリギリではなく、メンテナンスするときに動きやすいスペースも考えておきましょう。(3)延べ床面積を考えておく
一般的なビルトインガレージなら、延べ床面積の1/5未満がガレージ面積であれば、固定資産税を低減させることができます。詳しい指標や評価ポイントは、お住まいの自治体によって変わってくるので、見積もりを検討されるときに施工業者の人や建築士へ確認しておきましょう。
(4)シャッターの選択
ガレージの前には防犯対策としてシャッターがあると良いでしょう。ここで悩ましいのが、シャッターの種類です。シャッターは、主に電動シャッターと手動シャッターの2つに分けられます。
電動シャッターは車の中からリモコンで開け閉めできますので、雨の日でも濡れることがありません。ただし、手動シャッターと比べると費用が高くなる傾向にあります。
どちらを選ぶのか、ビルトインガレージを設計するとき、一緒に検討しておくことが大切です。
(5)換気扇や音の問題を解決しておく
排気ガス対策として換気扇の設置は大切です。また、音の問題を軽減するためには、次のことが重要です。- ガレージの防音対策
- 寝室の場所の検討
ポイントは、ビルトインガレージからできるだけ離れた場所で寝室を設計することです。もし3階建ての間取りにする予定なら、寝室を3階に、といった間取り対策をしておきましょう。
<(6)床には水や汚れに強い素材を使用する
湿度湿気対策のためにも、ビルトインガレージ内で大量の水を使用するのは避けたほうが良いです。しかし、床や壁が汚れてしまって掃除するために、水を使用することもあるでしょう。そのときに備えて、床は水や汚れに強い素材を使用するようにしましょう。
(7)排水口を備える&シンクがあると意外と便利
ビルトインガレージ内で車やバイクをメンテナンスする場合、手や足が汚れることもありますよね。先ほど説明したようにビルトインガレージ内を掃除することもあります。そういったとき、排水口を備えることで水はけが良くなります。またシンクも設けるとより便利になるでしょう。
(8)洗車しない場合でも、床はゆるやかな傾斜は必要
「ガレージ内で洗車はしません!」という場合でも、ビルトインガレージ内で水を使うかもしれません。また、雨が侵入して水がたまるかもしれません。もしものためにも、水はけをよくするためにビルトインガレージ内の床はゆるやかな傾斜をつけておきましょう。
迷っているなら工務店に一度相談を!
注文住宅なら、あなたの理想に近い形で憧れのビルトインガレージを持つことができます。ただし、今回ご紹介したようにメリットデメリットを理解し、適切な対策や間取りを設計することが必要です。
またご家族、ご近所への影響も考えて、安心して楽しめる防音対策、排気対策、防犯対策を取り入れるように間取りを考えていきましょう。
もしビルトインガレージがある家にするかどうかを迷っている方は、ぜひ日本住宅ツーバイにご相談ください!経験豊富の設計士と営業が、あなたの要望を汲み取ったうえでプラン(間取り)を提案させていただきます。
相談は無料となっています。気軽にお問い合わせくださいね!
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